今朝、国内各地の森林で“トースト型の樹皮”が突如大量出現し、生態系と食卓双方に波紋を広げている。住民や森林関係者のみならず、パン業界や樹木医、有機化学者までもが騒然とする前代未聞の事態。その全容に迫った。
事件が明るみに出たのは午前7時16分、忠清山地の里山で、会社員(43)の須原決斗氏が、普段通りジョギングする中で発見。「いつもの木々が全員、カリカリの焼き目に囲まれ四角く膨らんでいた」と振り返る。同様の“パン化現象”報告は、四国の熱帯雨林帯から北海道の落葉広葉樹林まで瞬く間に拡大。SNSには『森が全部トースター機能ON』『うちの杉、昨日より10cm膨らんで腹持ち良さそう』といった投稿が並んでいる。
謎の現象について、森林エネルギー研究所の毛寄谷シュウゾウ博士は『全ての樹木が、糖分転送系を誤作動させて自己焼成→炭水化物化している状態』と推測。「もはやフォトシンセシスでは説明できない。このまま進行すれば、人類の朝食供給元が直ちに森へ移行する可能性が高い」と危惧する。一方で地元の樹木医、黄京未奈みやこ(58)は『木としての自我が目覚め、ヒト化願望が暴走した形跡。幹の年輪もクロワッサン状に剝ける個体が目立つ』と困惑気味だ。
物議を醸す現場では、野生動物にも異変が生じている模様。イノシシ群が列をなして『バター斑点』の残る樹皮にかじりつき、リスが“ジャム付き断面”から種を採集する等、予測不可能な適応を見せている。生態学者の溝走宏樹(31)は「ついに朝食ピラミッドの頂点が森林に移った瞬間。エコロジカルフードチェーンの概念を再考すべき」と指摘。
一方、パン職人ユニオンは『原料が森から自走してきて大混乱。今朝来たクヌギは、なぜか全員“食パン語”を使用して注文してきた』とコメント。里山自治組織も対応に追われ、県境のパン屋が“朝食狩り護衛隊”を編成するなど、各地で臨時対策本部が設立された。SNSでは『最寄りのクスノキでモーニングセット』『庭のカエデが厚切りで助かる』等、混乱と称賛が入り交じる状況が続いている。
なお、森の“クロワッサン化”や“フレンチトースト化”の目撃情報も増加傾向にあり、新たな生態系—通称『焼き目バイオーム』—の形成も懸念される。行政は今後、森林パン職法の制定および樹木医とパティシエの協働体制強化を早急に検討する構えだ。
コメント
いや冷静に考えて、どうやったら木が自己焼成して炭水化物化するんだよ…フォトシンセシス迷子か。全ての理科教師が泣くぞこれ。
森が腹ペコの神様に目覚めてしまったのか!?次は絶対にカレーパンの木が生える、断言する。おれの家の桜も朝ごはん出してくれ(謎)
カリカリの焼き目って聞いた瞬間からコンガリハイテンション!森ごとトーストしてピクニックしませんか?キャハ!バター持参で!
うん…まあ、SNS時代だし、そろそろ木も食パン語くらい話してもおかしくないよね。技術の進歩ってすごいなぁ。
これはあれだな、パン業界と森林組合の大型癒着事件の序章。次はジャムが空から降るぞ。俺は詳しいんだ。