再生可能エネルギー分野が、新たな局面を迎えている。昨日、全国バイオマス発電連盟が発表した「しゃべる松ぼっくり」式発電の量産化が波紋を広げている。この技術は、意思を持った松ぼっくりによる“音波発電”をコアとし、発話内容のカーボン量算定が経済を揺るがしている。
発端となったのは、長野県に本拠地を置く架空企業・長信松(ちょうしんまつ)エナジーが開発した『MST(松ぼっくりソニックタービン)シリーズⅠ号』。この装置は、一定の刺激を与えることで松ぼっくりが世間話を始め、その際の“ぼやき”や“冗談”から生じる超音波エネルギーをバイオマス発電に変換する世界初の仕組みだ。松ぼっくりの発話が長引けば長引くほど、地域新電力の供給量が増すとされる。社長の樫原立三(51)は「以前は1時間に俳句一首だった松ぼっくりが、今や無限ループ早口言葉を披露しています。世の電力危機は寝言レベルです」と自信を見せる。
だが、思わぬ波及効果も現れた。松ぼっくりらは互いに“話の面白さ”を競い合ううち、人間のSNSをハッキング。自分たちの発電貢献をアピールする匿名アカウント「PineTalker」を乱立させ始めた。これに刺激され、地元住民の江良京一(63)は「こないだ家の下駄箱で論争してる松ぼっくり12個が100Wも生みやがった。電気代が逆に振り込まれ驚いた」と語る。専門家の花井ふく代(風力発電研究者)は「おしゃべりな松ぼっくりに主導権を握られた地域新電力ネットワークは予測困難です。市場価格が“地獄み”を帯びてきました」と警告する。
一方、グリーン経済の急先鋒であるカーボンクレジット市場にも混乱が広がる。松ぼっくりごとに性格や声量、愚痴頻度が異なるためクレジット算出が難航。環境庁の試算では「機嫌が良い日はカーボン排出が負になり、逆に激怒状態だと地磁気が歪む」という。投資家の間では“沈黙型松ぼっくり”の先物取引や、“詩吟型松ぼっくり”によるボーナス発電制度への期待から、松ぼっくり証券口座が乱立する異常事態となっている。
SNS上では「新エネルギーは電柱のよじ登り競争じゃなくて、おしゃべり競争になる時代」「庭の松ぼっくりが深夜ラップバトルを始めて以来、寝不足と電力余剰で困ってます」などの声が続出。未曽有の松ぼっくり語り合戦が、再生可能エネルギー産業をいかなる次元へと連れていくのか、誰も予測できないままだ。
コメント
いや待って、電気代が振り込まれる社会線の未来感すごすぎるだろw 松ぼっくりが寝言で生活支える日が来るとは…
松ぼっくりに電力握られる世界、案外納得してしまった。というかこの調子だと次は落ち葉がコンビニ経営し始めそうだな?
おい……聞こえるか……松ぼっくりたちの声が……。夜毎に論破されて目が覚める……やがて我々は松になるのだ……
松ぼっくりのSNSアカ乱立に草生えるwww PineTalkerで発電自慢バトルはもう時代の最先端だな、俺の庭にもスカウトしに来てくれ
え、詩吟型松ぼっくりってマジ?俺的には激怒型の方が地球をバグらせそうで推せる。地磁気ゆがむニュース待ってます!