国会を制した“メガホンイグアナ”党首、SNSで47万リツイートの政策通達混乱

国会の議場をメガホンとフェイク葉っぱを身につけた巨大なイグアナが歩く様子。 インフルエンサー政治
メガホンイグアナが国会で大胆に政策を訴える異例の風景。

全長2メートルのイグアナが国会を闊歩し、メガホンで政策を叫び続ける異例の事態が政治の最前線を席巻している。SNSでは彼(もしくは彼女)の歯切れの良い発音と尻尾を駆使した怒涛のハッシュタグ発信が、市民の情報観を根底から揺るがした。

“メガホンイグアナ”ことマルディーニ・グリーンスウェット党首(イグアナ、12年目)は、突如登場した爬虫類政党「熱帯覇権同盟」の代表として、議場に進入。議員バッジの代わりにフェイク葉っぱとBluetoothスピーカーを装着し、公聴会ごとに大胆な寸劇とインターネット生配信を敢行している。初登壇では、「葉っぱ保障制度」の導入を訴えたものの、その中身は“各家庭に3日1回グリーンスムージー発送”“落ち葉集め大会の優勝者を国宝指定”など、斬新さと混乱を同時にもたらしている。

注目すべきは、政策発表の度にSNS上で生成されるハッシュタグの波及力だ。たとえば「#尻尾で変える未来」「#鱗ナンバー条例」などのタグがTikTokやX(旧Twitter)で拡散し、支持者が即席で組体操や“イグアナ顔”の自撮り動画を投稿する現象が続発。「政策内容がよく分からないが、楽しかったので投票した」(自称組体操スペシャリスト・北山虹仁氏)といった声が全国に渦巻いた。

ただし、メガホンイグアナ党首が伝える政策は、拡散されるにつれ内容が“連続変異”する傾向が強い。SNSインフルエンサー・蔦谷ブルー(ゆるキャラ50体の代理人)は「イグアナ党が“虹色バナナ券”を全国民に配る」「国会議員は月1回しっぽ相撲で政策決定」など、公式見解と無関係なデマも真実味を帯びて伝播してしまうと警鐘を鳴らす。一方、与党「静音おじぞう連合」は「弊党にもイグアナTシャツ導入を検討すべきだ」と内紛を激化させた。

専門家の糯原リュウ(非現実社会学者)は「近年見られないリーダーシップの新境地だ。市民が勝手に噂を変異させ、最終的に“イグアナになれば幸福”との謎の共通認識が育った現象は、情報発信の飛躍的進化と退化が同時に起きた証左だろう」と分析。政策への真剣な議論の場では「イグアナ語通訳士」の需要も急増、SNS界は“メガホンイグアナ認証バッジ”欲しさに踊り狂う一方、国会裏手の森では本物のイグアナたちが静かに抗議の横断幕を掲げているという。

コメント

  1. グリーンスムージーが国宝になる日も近いですね…っていうかイグアナが党首って誰かツッコまないの?笑

  2. 私はすでにイグアナです。明日から尻尾で政策書きます。森の仲間たち、共に国会へ。#鱗ナンバー最高

  3. やべえ、組体操でイグアナ顔やったら友達失ったけどイグアナ認証バッジはゲットしたのでヨシ!!(n‘∀‘)η

  4. なるほど…確かに、情報社会の進化ってこういう連続変異な気もした。イグアナになれば幸福、分かる気がする。

  5. 静音おじぞう連合も対抗してカメレオンとか採用すればいいのに…政策内容関係なくTシャツが流行れば勝ちって世界線、好き。