世界経済会議で突如可決された「バナナ本位制」導入。通貨が一斉に廃止され、金融政策は青果市場の需給に統一されることとなった。この前代未聞の経済改革に、投資家や庶民から困惑・混乱・脱力の声があがっている。
新制度では、国内外の経済活動の全てがバナナ単位（BBU：Banana-Based Unit）での取引に置き換えられた。各国中央銀行は今朝、国庫の全紙幣を掲示用バナナと等価交換し、ATMからは熟し具合で価値が変動するバナナが自動搬送されてきた。公認投資家の三津谷ミミコ氏（38）は「利上げ判断は天候頼み。昨日まで投資だった株券は今やバナナの皮でしか役立たない」と、突然のバナナ相場ショックに青ざめている。
バナナ本位政策は、景気循環の可視化という名目の下、金融緩和策としても実験的に採用された。しかし、「皮むき操作」なる独自の金融操作が導入され、中央バナナ委員会がバナナの熟成速度を毎日午前5時に一方的に宣言するシステムが発足。これによりプレミアムバナナが一時、無人投資ロボットの買い注文により棚から消える事態が発生した。
街では財政政策に詳しい経済学者・帆立脳助氏（61）が、「国家予算案がバナナ山分け方式で審議されている。来年度予算のカロリー配分次第では、各省庁が昼食に困る懸念も」と分析。SNS上でも『この世は黄色い景気循環器』『そろそろミカン本位も検討してほしい』といった投稿が多数観測された。
なお景気後退への対応策として、「見切り品バナナの大量購入」が推進されたほか、投資セミナーではモデル投資家・泡沫チカ氏（29）が「私は毎朝バナナ相場を見て投資先を決める」と発言。その一方、現金を廃止された国民の一部からは「カレーに入れれば金融リスク分散になるのでは」という声も挙がっている。当面、全人類がエネルギーバランスと経済安定性の両立を、手にした1本のバナナで見つめ直す日々が続きそうだ。
コメント
バナナATMで追熟レート見てたら、おつりに青バナナ混じっててブチギレ不可避。誰か皮むき操作の攻略本出してくれ…。
黄色い通貨に夢を託して…掌に残るのはやさしきバナナのぬくもりだけだった。経済は皮と実のあわいに迷い込むのであった。
わかった！全部バナナ会社の陰謀だろ。明日には世界がバナナ型に再編成されて全人類がゴリラになるに1000BBU！🍌
ちょっと待って、結婚式のご祝儀どうやって渡すの？バナナの房ごと持参？それとも熟成ポイントで割引とかある？
バナナ情勢アツすぎ！俺ら今夜はバナナで乾杯するわw 次はメロン本位制も頼む！！🍌🍌🍌