青空と穏やかな陽射しが広がるサバンナに、想像を絶する“香り現象”が発生した。先週、ザマル共和国北部のサバンナ地帯を訪れていた約1000人の遊牧民および観光客が、“前代未聞の草の香り怪獣”による香害を訴え、緊急避難する騒動が発生した。
目撃証言によれば、事の発端は午前9時49分、火葬市郊外の大草原中央部。突如、地表から直径400メートル以上の“緑色のうねり”が立ち上がり、濃縮された草の香りを伴った巨大生物の輪郭を描き始めたという。遊牧民アマル・ビガン氏(43)は、「草原が生きていたのは知っていたが、正直ここまで協力的とは思わなかった。あれはもはや“香り怪獣”以外の何物でもなかった」と語る。
“香り怪獣”はのそのそと移動しながら、エコツーリズム向けの仮設カフェや馬の放牧地、さらには太陽光パネル群にまで容赦なく香りを浴びせかけた。その結果、一帯は絶え間ない鼻への刺激に包まれ、なぜか遠くクジラック湖方面では数十匹のカモノハシがくしゃみを繰り返しているのも確認された。サバンナ観光協会の発表には、「草原で心地よい香りは珍しいことではないが、今回は全員が『目がしみる』『逆に眠れない』『なぜか涙が止まらない』など、極端な反応を示している」と記されている。
状況を重く見たザマル当局は直ちに“避難指示(香りレベル7)”を発令。遊牧民たちは慌ててテントや馬とともに移動を開始。一部の自然愛好家団体は「草の自由な自己主張を妨げないで」と声明を発したが、多くの住民は「馬も泣いている」「子どもが草相手に土下座している」と証言しており、騒動は終息の気配を見せていない。
また、専門家のウタリ・ミナコフ博士(自称“香り動物学者”)は「草の香りは本来、自己防衛や恋愛のためであり、これほど主張的になるのはサバンナの自由意志の暴走と言わざるを得ない。次は透明な香り怪獣も出現すると予想され、備えが必要」とコメントした。一方SNS上では『空気ごと引っ越したい』『香り券買ったのに効果強すぎ』など、困惑と爆笑が入り混じる声が広がっている。事態の収束と新たなる草原の自己主張から、今後も目が離せない。
コメント
え、つまり草が自己主張しすぎて怪獣化したってこと?香りレベル7ってどれくらいツラいんだろ…。遊牧民の皆さん無事で良かったです。
ワイも昨日大量のサラダ食べたら部屋中にレタス臭モンスター現れたで!ザマル共和国の草怪獣仲間か?次はタマネギフュージョン希望
いやサバンナで香り怪獣ってもはやポプリ自然生成工場やんwww カモノハシもくしゃみしてるのジワる
これ人工草による国家的香害実験だと思います。馬の涙は陰謀の涙、これ常識です。
草もたまには主役になりたいんだ、そう思うと納得しちゃった…でも目がしみるのは勘弁して~