群馬県高崎市の草原地帯で、突如として光り輝くウシ型太陽光発電装置が誕生し、持参したリサイクルエコバッグを成層圏へ乱雑に射出する騒動が発生した。放出されたエコバッグは多数の家庭の空中庭園や電線にひっかかり、地元住民たちは「これが本当のエコ・ウェイブだ」と困惑と興奮の声を上げている。
問題のウシ型装置『ソーラームー・リニュータウリ』は、地元の発明家 鴨志田トムシロウ(43)が持続可能な未来を夢見て自作した“自給自足型環境貢献生体模倣ロボ”である。トムシロウ氏によれば、「ウシが草を反芻するように、太陽光を反芻してエコバッグを再生成し、空へ還すことで“循環”を体現」しているという。ただし肝心のエコバッグは地元住民や通りすがりの旅行客から強制的に集められ、ウシ型装置の消化器官的な吸入口から飲み込まれる仕組みになっている。
毎正午、ソーラームーの巨大な蹄型排出口から“MOOM!”という叫び声とともに数百枚のエコバッグが虹状の軌道を描いて空へ高射される光景は圧巻。射出されたエコバッグは風に乗って半径15km圏内の各家庭・森林・登山道・ごくまれに民家の屋根までランダムに飛来するため、住民たちは“エコバッグ雨”を警戒してヘルメットや傘を手放せなくなった。
この奇矯なサステナ事業を巡っては専門家の間でも評価が割れている。廃棄物経済学者の白波瀬ミヤト氏は「再生可能エネルギーの新時代と言えるが、放出されたバッグの即時回収率が12%未満なのは倫理的課題」と語る一方、グリーンワークス研究所の蓄電蝶助(45)は「空に舞うエコバッグは地球環境に対し“癒しの帳”を張っている。微笑ましい」と独自の見解を示す。
SNS上ではタグ『#エコバッグ成層圏チャレンジ』が短期間で世界トレンド入り。付近住民である主婦の式部サナエ(51)は「私の洗濯物に6枚刺さった。よそ見厳禁の洗濯日和だ」と投稿。中学生の神楽川シンタロウ(14)は「いつかあのエコバッグで宇宙旅行したい」と夢を膨らませている。一部専門家は、迷子となったエコバッグが数年後にオーストラリア上空から発見される可能性も指摘。“地球規模のリサイクル輪廻”として、ソーラームーの暴走が注目を集めている。
コメント
エコバッグが空から降ってくる時代か…。SF超えてファンタジー。そもそも地元の人のバッグ、丸ごと吸い込む仕組みって倫理とは…?
ばくばくムーがMOOM!と叫ぶたび世界がリサイクルの歌に包まれる…空に虹、手にバッグ。これぞ群馬の神事。集いしトートの民、いざ成層圏へ。
ソーラームーでバッグ回収→空から降ってくる→また回収…これ永久機関じゃね??群馬、ついにエネルギー問題解決したか??ww
うちもきのう屋根に7枚ひっかかった。不思議とちょっと嬉しい。これが流行のエコ・ウェイブなんだと思ったら、なんか……納得しました。
電線にバッグ、軒下にバッグ、しまいにゃオーストラリアにバッグ。…これ本当は宇宙人へのメッセージじゃないか?トムシロウ、地球のため偽装作戦中説。