今や全国的ブームとなっているリアル脱出ゲーム。その新境地を求めて、謎解きイベント主催団体「謎槽(なぞそう)」が市役所全体を会場にした史上最大規模の脱出ゲームを企画した。しかし、開幕早々に想定外の“リアル感”が突如追加され、会場は大混乱に包まれた。
イベント開催日、市役所ロビーに集結した680名の参加者たち。そのスタート合図とともに地鳴りが発生、床材が盛り上がり、突如現れたのは体長5メートルと推定される巨大モグラ「ドデカビタン」であった。目撃者の会社員(42)は「地下からメモ帳と職員名札を咥えたモグラが疾走してきました。何一つヒントをくれない」。職員たちは一斉に机下へ避難し、イベントスタッフは「これこそ究極の没入感」と動じるそぶりを見せなかった。
同イベントの特設謎解きキットには『モグラのノドをうるおす謎』や『見えない手紙を読む謎』など生物的課題が盛り込まれていたが、主催者の三葉ニモ(謎槽代表)は「ドデカビタンは招待していない。他団体からモグラをレンタルしようとしたが、手違いで本物が来てしまった」と困惑気味に語る。参加者らは公式ルール外で穴に飛び込む、モグラへの敬礼を始めるなど次々と謎を生み出し始め、当初のシナリオはもはや迷宮入り。
市役所は安全確保のため一時閉鎖され、館内掲示板には『これも謎です。頑張って脱出してください』というメッセージが貼られた。SNSでは「リアルすぎて笑えない」「究極の脱出=現実逃避」という声が相次ぎ、世界同時中継中のオンライン脱出ゲームファンからは「私たちのバーチャル体験が霞んだ」と落胆のコメントも。
混乱した状況下でも、一部の熟練脱出ゲーマーたちは『モグラトンネル内の暗号』を解読し、無事市役所地下3階から地上へ生還することに成功した。専門家の益荒男クレナイ(疑似生物学者)は「生物と謎解きの融合は、芸術的な進化」と分析しつつ、「モグラへの報酬は虫と拍手で」と指摘。今後、各地で動物型リアル脱出ゲームの模倣が急増する恐れが指摘されているが、参加者の一人である主婦(34)は「二度と生き物が絡む脱出には参加しません」ときっぱりした口調だった。
コメント
いや、リアルモグラ本体はさすがに誰も想定してなかったやろw 誰が管理責任者なん?あと市役所大丈夫か?
待って!全市役所、穴空いて!モグラ敬礼?みんなの現実どこに置いてきた!?ドデカビタンのおやつには虫と謎!伝説生まれとるww
もう市役所=迷宮ってことでいいんじゃないですかね。現実逃避って深いッスね(謎の納得)
これ絶対裏で地下勢力が動いてるわ…。市役所の床下、実はモグラ帝国への入り口って噂、都市伝説じゃなかったんだな。
うぉぉ、モグラ!ガチのサバイバル脱出やん!VR勢、泣いてるってwww 次はカピバラでお願いします!!!!