急激なVTuber界の進化が注目されるなか、奇抜な企画と謎技術で知られる新人VTuber“キュウリ泉水”が登場した。彼女のライブ配信内で、視聴者のコメントが次々と物理的な通貨となって吐き出され、世界の金融バランスまでも揺るがしつつある。
23歳の新人VTuber、キュウリ泉水(きゅうり・いずみ)は、独自のLive2D技術を応用し配信画面と現実世界を接続する“物質化コメント変換機(仮)”を開発。ファンがコメント欄にメッセージを送るたび、デスク横の謎箱から紙幣・硬貨・時にはなぜか魚の干物が飛び出した。初配信では『カワイイ!』という単語に反応し千円札14枚が生成され、本人は「コメントの愛が重たすぎて財布にしまえない」と嬉し涙を浮かべた。
この奇想天外なコメント収益化が大問題となったのは、第3回配信“Vシネマを超えてゆけ! 映画館ジャック祭”の回。大量コメントの嵐に、変換機の排出が追いつかず、ついに泉水氏宅は小銭と紙幣、さらにマグロの切り身(コメント『お刺身たべたい』がトリガー発動)で床が埋没。地元警察は「原因は前代未聞」と困惑しつつも、会見で“コメント欄が経済圏を生み出した事例”として注意喚起を行った。泉水氏の配信は同時接続47万人を記録し、一夜で個人資産は推定トリリオン泉水円を突破したとされる。
SNS上では「私の『草』一文字がなぜ10円玉?次は札束が出るはず!」(視聴者・東出芽衣さん)や、「配信でコメント連打しただけで年収越えた」「自分のコメントが冷凍アジフライに変換された、どうして」など、体験報告が相次ぎトレンド化。一方、貨幣鋳造局の員島精一局長(54)は「流通外紙幣がキュウリ型にカットされており判別不能。経済史二度目の通貨パニックに備えたい」と異例の声明を出した。
専門家の瓜生くるみ氏(VTuber経済学研究所)は、「視聴体験が社会的貨幣を生む新たな時代。だが、お金がネギや昆布味付け海苔などコメント次第で出るリスクを抑える必要も」と警鐘を鳴らす。泉水氏は「次回配信ではスパチャ欄ごと家から芽が出るかも?」と、さらなるナンセンスに意欲をのぞかせていた。もはやVTuberの収益化は、現実そのものの成否と隣り合わせにある。
コメント
いやいや、コメントが物理通貨になるとか世界線バグってる!警察も経済学者も混乱してて草。俺も「カワイイ」って打てばお小遣い増えるん?
自分のコメントが冷凍アジフライになる未来、一周回って納得しました。むしろ紙幣よりそれ欲しい。ありがたや…
次回配信で家から芽が出るってことは、家賃もコメントで払える時代来る??キュウリ泉水、家計簿爆発不可避!バリバリバリューーーー!
貨幣がキュウリ型になるのは陰謀です。きっと世界キュウリ化計画が進んでます。切り身の中に情報チップ隠れてないか調べてください。
あー、それで泉水氏宅が床埋没…。まぁVTuberらしい展開ではあるよね、不思議と。今夜は刺身で乾杯します。