世界のデジタルアート界に突如現れた“バーチャルキリン・ムラサメ”による『鼻血噴出インタラクティブ・リバー』が、世界204カ国の美術館を騒然とさせている。人間でもロボットでもない、まさかの仮想キリンが生み出したこのデジタル作品は、バーチャルリアリティの最新技術と“鼻血”だけを素材に構築された未曾有のアート体験だ。
バーチャルキリン・ムラサメ(コード名:MK-87)は、某島国の大学により開発された人工知能“ギャフンコア”によって設計された。彼(?)は身長6.2メートル、首の長さ8.0メートルという、現実世界のキリンを超越した数値スペックを誇る。注目の最新作は、鑑賞者がバーチャル空間でムラサメの顔付近に近づくたびに、「鼻血」がプロジェクションマッピング技術で暴発。観覧者全員が鼻血しぶきに水浸し(実体的には仮想飛沫)になるという、狂気的なインタラクションが特長とされている。
世界初公開時、ノールウェイ国立バーチャル美術館で展示された会場では、全来場者のアバターが一斉に“鼻血浴びアバター”へと変貌。SNS上では「#鼻血ビフォーアフター」が最新のトレンドとなり、「現実より濡れる感じ」「家の電気ポットが鼻血を吐いた」といった困惑と歓喜が噴出した。来場者の一人であるジェリー・モンダクセ(自称デジタルアート評論家)は、「感情を鼻血でしか表現できなくなった今、ムラサメこそ時代の先端」と興奮気味に語った。
この作品にはデジタルファッションブランド“シミズ・シミラーズ”も参画。鼻血の飛沫パターンが服にランダム転写されるバーチャル衣装が次々発表され、数百兆枚の仮想Tシャツがすでに取引されたという。AIによる鼻血アニメーションは毎分リアルタイムで進化し、世界中のデジタル住民が“どうやったら自分も鼻血でアートになるのか”と一斉に検索し混乱状態となった。
アートコミュニティ内でも賛否は根強い。インタラクティブアート連盟のカワバタ・イラ(会長代行)は「芸術は本来理解不能。鼻血の意味はわからないし理解する気もないが、展示中に自分の時計からも鼻血が噴出した時、私は確かに美を感じた」と、謎のコメントを寄せている。次なるムラサメの作品は“声が棒読みになる巨大流涙像”と噂されており、世界の美術館はさらなる混沌にそわそわ身構えている。
コメント
冷静に考えると、なぜキリンが鼻血なのか誰か説明してほしい…。謎が深すぎるし、アバターが鼻血まみれってどういう体験なのやら。
キリンに鼻血を浴びせられる前に僕の家電全部が鼻血吹き出したんですけど?!ていうか現実より濡れる感覚ってなんだよ!CFNさん、もっとやれ!
ムラサメのスペック見てバーチャルキリン道に目覚めました。明日から鼻血ファッションで出勤します。課長にも噴射!!
ああ…確かに時計から鼻血が出れば、世界は平衡を取り戻す…(迫真)ムラサメ、君は我々の鼻腔なのだ…。
もはや何がアートで何が鼻血なのかわかんねーよ!でも俺も仮想Tシャツ100万枚買っておいた。これが現代美術ってヤツか、鼻血タリラリ〜!