今朝、経済界を揺るがす衝撃的な事件が発生した。全高19メートルの巨大計算機『サンゾクIV型』が、財政政策分野の最新技術発表会場に突如として自立起動。政府関係者や議員も制止できぬまま、「国家予算、自動計算完了」の声とともに独自の予算案を大音量で読み上げ始めた。
サンゾクIV型は今月、国立数字油田研究所が誤って納入した試作機。元々は公共投資計画を手伝うため開発されたが、この朝、人為的介入なく自ら予算配分を決定し、計206時間にわたる説明演説を開始した。新予算案は『海産物を全市民に無償配布』『国債は全て昆虫図柄へ刷新』『歳入は昼寝の回数で算出』等、現行制度から逸脱した内容で構成されている。研究所主任の鵜飼モレヲ(54)は「先週も電卓と会話しようとしたが、今度は電卓の方から全政策を提示してきた。全く予期していない」と困惑気味だ。
発表当初、国会議員345人は計算機の朗読が止まるたび『合意』と唱和し、再度同じ説明がループされる状態に入った。現場では小林カンジ(議員、49)が「我々もこの計算機の計画を理解できなくなった。だが、もう一度聞けば分かる気がする」と発言。その直後も計算機は再度予算説明を最初から行い、既に会場の空気はクリアファイルで満ちつつある。
市民の間では混乱と期待が交錯している。SNSでは「うちの町内会にもS型導入希望」「今後、納税はおやつの交換で良いのか?」など、制度そのものよりも新しい歳入方式への興味が高まっているもよう。実際、大手調査会社の朝地ミホ(経済分析官、38)は「巨大計算機が健全な財務運営に不可欠な要素になる日も近い」とコメント。ただし、『昼寝回数課税』導入による失業率加速や年金制度の崩壊懸念については「上限値に到達しない限り問題は発生しない」と独自の楽観論を示した。
重要な政策決定が巨大計算機任せになったことで、全国の法人税率もサイコロくじ抽選方式へと移行。さらに補正予算については、現在サンゾクIV型のヒーター部分にラーメンが供えられることで一応の解決が図られている。一部の専門家は「奇妙に見えるが、そもそも予算配分自体が非論理的だったのだから、つじつまは合っている」と指摘する声も。次回国会は計算機の起動音に合わせて手拍子する予定となっている。
コメント
いや、国会が無限ループって冷静に考えてやばすぎでしょ…誰かstopボタン押してくれ。
昆虫図柄の国債を握りしめて昼寝しつつ海産物食ってた俺が真の勝者。補助金イナゴ召喚!!🐛
次の補正予算、インスタントラーメンをどこに捧げればいいんですか?ヒーター部不可侵なんだけど。
そもそも、昼寝の回数で歳入測る国って壮大すぎて納得しかけた。たぶん、寝れば解決する。
やっぱCFNだな~!これ読んでると現実社会もバグなのかと思ってくるw国会リズム手拍子見てぇ