爆走、病院パラレルワールドマラソン開催 患者と医師がゴールめざす全天候型診察競技

最新の病院内を白衣の医師や看護師、高齢者とロボットが一斉に走り抜けている様子。 ヘルスケア最適化
ユーカリ市で開催された“病院パラレルワールドマラソン”では、医療従事者や市民らが院内を駆け抜けた。

日本最北端の医療都市ユーカリ市で前代未聞の“病院パラレルワールドマラソン”が開催され、市民2万人と医療従事者1,500名が一斉に院内を激走する騒動が起きた。“走りながら診察を受けることでジェノム最適化が促進できる”という自治体の爆誕発案が背景にある。

今回のマラソンは、院内50フロアを舞台に、患者と医師、看護師、施設警備ロボットがチームを組み、全員が走りながら自分の健康診断やジェノム解析、さらにはAI看護師による心理カウンセリングまで一気に受けてしまうという異色の方式となった。エントリーした66歳歯科医の四谷パスカル氏は「歯石を取りながらフルマラソンは前代未聞。途中、医療用巨大カプセル内で3回も分裂コピーされ、どの自分が本物かついにわからなくなりました」と笑顔で話す。

目玉となったのは“ジェノムシャッフル区間”だ。ここでは各自の遺伝子サンプルが空気中に噴霧され、全員がランダムな染色体くじを引きながらコースを疾走。病院長・蘇我未宙(そがみちゅう)(42)は「最終的に誰が誰の体か、院内全員がわからなくなる。これが究極のヘルスケア最適化」と理解不能な意気込みを語った。

また、コース上で“問診ホッピング障害物”や“MR(マグネットリゾート)検査ハードル”、更には“自己申告式骨密度迷路”など迷走ぎみの種目が続出。老人介護テック企業の赤井カンノン社長は「高齢者がロケット義足で先頭集団に突入し、運動と医療行為の混同が新たなビジネスとなる」と胸を張った。SNS上でも「予防接種ゾーンが吹き矢式で怖すぎる」「採血しながら走るのは新時代の美学」「最終ゴールが墓地ってどういうこと!?」などの声が相次いだ。

マラソン終了後の院内では、参加者全員の顔と名前と身体スペックが入れ替わっており、受付は3日間完全パニック状態に。関係者は「誰が誰の診察券かわからなくなったが、みんなやたら元気そう」「たぶん健康になった感じがするので良しとする」と話している。なお、次回大会には“転生外来診断リレー”や“AI主治医とのかけっこ治験”も加わる予定だ。

コメント

  1. いやそこはまず落ち着いて病院使わせて。でも院内マラソンでジェノムシャッフルて、倫理観どこいった?

  2. これは政府の陰謀ですね。あえて全員の体とIDをカオスにして、新種生物ユーカリ人を爆誕させる実験です。真実はラボの中!

  3. え、走りながら採血って立ちくらみでゴールどころか出口もバグるやつw ゴール墓地はセンス5兆点じゃんwww

  4. うーん…つまり健康って自分が誰かも分からなくなったら完成ってことか。なんか納得した気がする、不思議。

  5. 途中で3回も分裂して誰かわからなくなるとか日常茶飯事。次は“骨密度迷路”じゃなく“筋トレ生還ゲーム”で頼むゾ!