世界的「眠たいインフレ」と枕経済圏の誕生 物価高を枕が牽引か

日本のスーパーマーケットで珍妙な価格表示の大根やトイレットペーパーを見て戸惑う買い物客の様子。 物価高・コストプレス
眠気や夢見で価格が表示された商品に困惑する人々の姿が広がった。

経済界に突如として浮上した「眠たいインフレ現象」。専門家や市民の間で波紋を呼ぶなか、枕が主要な通貨に取って代わる動きが活発化している。全国枕販売協議会の発表によれば、今月上旬、主要都市において「眠気」と「枕」の交換レートが歴史的水準に達し、従来の経済常識が覆されつつある。コストプレスの波を受け、あらゆる物価が“まどろみ指数”で換算され始めた。

「最近の価格転嫁は、もはや目が覚めるレベルではない」。東京都経済大学の経済夢学科教授・四眠春彦(しみん はるひこ)はこう語る。電力会社では人件費の代わりに枕給を導入。従業員は各自に支給された枕で勤務時間中に20分の仮眠を義務づけられ、その「寝顔度」に合わせて給与査定が行われているという。現場の声を聞くと「購買力は下がったが、寝ている間に世界が良くなっている気がする」との証言も。

一方、インフレーションの進行により、スーパーでは“眠気120分分の大根”や“夢見6回券のトイレットペーパー”など、既存通貨では計算できない珍妙な価格表示が並ぶ。主婦(39)の宇多川まどかさんは「朝起きて財布を探したら、全部枕に変わっていた」と困惑。SNS上では『#物価眠すぎ』『#枕無限印刷反対』といったハッシュタグがトレンド入りしている。

また、消費者庁は本日、睡眠時間の過剰供給が引き起こす“過眠バブル”への警戒を呼びかけた。公式見解によると、眠り続けて蓄積した“眠貨”が行き場を失い、突然くしゃみ一発で枕が粉々になるリスクも否定できないという。経済評論家の洲走太郎(すばし たろう)は「コストプレスの極致に達した現在、次に通貨となるのは“あくび”かもしれない」と分析している。

現状に戸惑うビジネスマンたちの間で流行しているのが『起きているフリ講座』。都内の大手企業では、眠りながらも目を見開き続けるスキルが評価制度に組み込まれ、瞬き1回につき昇給0.05枕の基準が社内通達で明示された。国の中央銀行は「夢の中でも使える電子マクラペイ」構想を発表。こうした“枕経済圏”の拡大に、今後どのような眠気が巻き起こるのか、注視が必要だ。

コメント

  1. いや待て、まどろみ指数って何?経済学の単位どこ行ったw 枕で給料貰ったら家に山積みなるやん。

  2. ……zzz……ふふ、みんな目を覚ましてはいけない。枕を投げろ、全ては夢の中!経済は羽毛に包まれるべき……たぶん……zzz

  3. 半分ギャグみたいな話だけど、俺も寝てる間に給料増えてたら最高なんだが?w 明日から枕3枚持参します!

  4. 『枕無限印刷反対』に吹いた。お札じゃないんかい。これ、起きてるフリにも税金かかる未来来そうで怖いな。

  5. 読んでたら何となく納得してきてしまった…。寝顔度が高いほど評価される社会、案外悪くない気がしてきた。