世界初、スリッパが社長就任 “履く会議”でウェルビーイング爆上げ改革表明

地下の畳敷きオフィスで、社員たちが裸足で巨大なスリッパを囲んで会議をしている光景。 ウェルビーイング経営
史上初、スリッパがCEOに就任したオフィスの“履く会議”の様子。

地下40階建ての超回転型オフィスを本拠地とする株式会社プレアクシオンは、昨日未明、社長人事の刷新を発表し、新たに同社製スリッパ「スリッパン・オムレツ」(履歴書年齢3ヶ月)が史上初めて履物から経営のトップに就任することとなった。発表と同時に、同社オフィスでは社員全員を巻き込む謎の“履く会議”が突如始動したとの報告が相次いでいる。

経営陣刷新の決定は、同社の“心理的報酬最大化プロジェクト”の第九段階とされていた。これまで人間、人工知能、観葉植物、そして折り紙ドローンまでがCEOの座を経験したが、ついにスリッパン・オムレツが選出された。式典の中でオムレツ社長は言葉を発するかわりに『パタパタ』という音を奏で、「私の裏側で皆の不安も吸収する」と宣言。エンゲージメント向上のため、執務室は全面畳張り・全社員裸足、本人(スリッパ)に履かれることが最大のコミュニケーションと定められた。

新しいハイブリッドワーク体制下、各社員はリモートで己の足元に話しかける“裸足ウェビナー”や、毎朝Googleカレンダーに『右足と左足の対話15分』をセットすることが義務付けられた。スリッパン社長宛の社用メールは『ふくらはぎで返信』、社内チャットは“足ツボスタンプ”でしか既読マークが付かない仕組みだという。一部社員は当初困惑したが、「心理的な壁・床・窓・天井すべて取り払われて心が軽やかになった」と証言する声もある。

一方、第三者委員を務める“ソックス・アナリスト”である草太ミサキ氏(靴下歴12年)は、「一過性のトレンドに終わるのか、真の関係性経営になるのか、長期的視点が問われる」と警鐘を鳴らす。だが現時点で部門間の垣根は完全消滅、営業部と経理部が合同で“かかとリンボー大会”を実施した結果、前年比6,000%増の笑顔指数を達成したとの社内レポートも公開された。

SNS上では《#履かれる幸福》《#足元経営革命》《社長と足フェス》など新たなハッシュタグが爆発的流行中。「今日も無事スリッパン社長に踏まれたのでやる気満点」(営業担当サクライ・レン27歳)、「スリッパ会議中に土踏まずを褒められて昇給した」(総務オカバヤシ・ヨシエ40歳)など、現場からも絶賛の声が相次いでいる。スリッパ経営がもたらすウェルビーイングの新潮流——今後の“足元からの経営革命”に世界中の企業が熱視線を送っている。

コメント

  1. いやいや、社長がスリッパって一周回って斬新すぎて理解が追いつかん…もはや人間にもAIにも植物にも飽きた末の究極形態?プレアクシオン、常識どこに置いてきたの。

  2. スリッパン・オムレツ社長……よきにはからえパタパタ……足ツボスタンプで世界が平和になりますように。私の左足も今夜だけは社長になります。

  3. 部下を踏みつけにしない経営とか現代的すぎて草!畳で裸足とか、もうそのまま社内温泉作って“ワーク浴びング”とかどう? #足湯部門希望

  4. これは靴下業界との長年の抗争が裏にあるな。ついにスリッパ勢力が表舞台に…!我々のふくらはぎは見張られている。そろそろ足首にアルミホイルを巻く時が来た。

  5. なるほど、社長がスリッパだと全員ちゃんと足元を見るわけで…深いな。結局、人生も経営も“地に足つけろ”ってことか。勉強になります。