本州の中央部に位置するオオホシ市で、これまで観測されたことのない謎の自然現象が発生した。気象庁も「未曾有の事態」と発表したのは、降り注いだのは水ではなく大量のタオル——通称“線状タオル帯”による市街地のパニックだ。朝方の出勤・通学ラッシュを直撃した騒動に、街は一時的な断水まで発生、住民らの混乱が続いている。
現場では5時23分ごろから空が次第に白く曇り始め、6時ちょうど、突如として空中から無数のタオルが雨のごとく降下し始めた。大きなバスタオル、小さなフェイスタオル、推定7万枚以上が連なり、まるで本物の降水帯のように一直線となって市街地を南北に貫通したという。タオルは通常の布地だが、全て新品かつ“干したて”の芳香を放っていた。
この現象によって、道路や歩道は一時分厚いタオルの層で完全に覆われ、市営バスは4路線で運休。市民たちも出勤時にタオル地の“山”をかき分けて通勤を余儀なくされ、スーツ姿の営業課員・扇谷勇太(34)は「出社する前に既に3回汗を拭いた。終着点が洗濯機なのか、我々にはわからない」と呆然と語る。小学校ではタオルの山で迷子となる児童が100名以上出る事態となり、校長の亀岡周造氏は「本校初の“タオル誘導訓練”を即時実施しました」と語った。
事態の拡大で、タオルが水道栓や排水溝を覆ってしまい、市西部では断水が発生。市民の一部はタオルを絞って給水しようと試みたが、どのタオルも全く水分を含んでいなかった。このため、町内会では緊急の防災訓練が開かれ、「タオルの正しいたたみ方」「備蓄タオルの優先順位決定」など未知の災害への即応策が披露された。SNS上でも「#タオル帯直撃」「#干す場所もない」といったタグが国内トレンド1位に昇りつめている。
専門家であり“物干し学”研究の第一人者・八車綾乃博士によれば、「これは大気中の布マイオン濃度が臨界点を超え、積乱布雲(せきらんぬのぐも)が形成された兆候」との見解が示された。八車博士は「今後、線状バスマット帯やピロケース前線の発生も否定できない。市民は防災頭巾ではなく、洗濯ばさみを常備してほしい」と警鐘を鳴らしている。なおタオルはすべて未登録ブランドとの確認が取れており、出所については現在も謎に包まれたままだ。
コメント
いやこれ、どこの誰が干したんですか?メーカーさんもびっくり案件…。とりあえず乾いてるなら片付けるのは楽そう。
だから言っただろ!タオル文明がついに反乱を起こすって!次は線状パンツ帯か…ッ!?備えろ人類!!!
こんな時こそ全力でタオルケットにくるまってバスタオルダイブ!ってやるしかないだろwww #干す場所もない
なるほど、梅雨明け直前あるあるですね…。私も昨日干してないタオルがベランダに増えてました。
バスマット帯やピロケース前線まで発生したらもう生活が寝具に支配される未来しか見えない…!CFN、予知してた…?