重力逆転パンケーキ祭り新風景──全国8,000人が逆さま朝食体験に挑戦

会場の天井に吸盤でぶら下がった来場者たちが逆さまのテーブルでパンケーキを食べながらメープルシロップと格闘している様子。 食とグルメ特集
逆さまの重力によって天井で味わうパンケーキ体験は参加者に驚きと歓喜をもたらした。

グルメの鉄壁を突破する奇祭が、今夏、北海道・十勝平野で開催された。「重力逆転パンケーキ祭り」とは、会場全体の重力を反転させ、参加者が天井で朝食をとるという前例なき食品イベント。行列を作った8,000人の胃袋は、逆さまから流れ落ちるメープルシロップとの戦いに挑んだ。

主催は、食の地場産業推進団体「十勝フワフワ連盟」と、重力工学企業を自称する「ナナメサイエンス有限責任組合」。パンケーキの無添加文化を通し新たな地元グルメPRを計画したものの、「逆さま朝食」を提案した当初、連盟内で半数が笑い崩れた。しかし本気で重力装置導入を進めた結果、国の公共混乱防止委員会から「2.5分間までなら許可」という謎の許諾を獲得し、計画は本番を迎えた。

会場には、頭部に踏ん張り吸盤を装着した来場者が、床に設置された特殊重力パネルの起動音とともに一斉に天井へ転倒した。逆さテーブルの上では、地元産小麦100%の無添加パンケーキと巨大バター、そして重力に抗うメープルシロップがサービスされた。体験者である専門学生の御山カノンさん(21)は「バターが鼻に落ちてきて幻覚かと思った。二度と床で朝ごはんを食べたくない」と、未経験の感動を語った。

SNSでは、#逆さパンケーキのタグとともに「重力を裏切れた気分」「物理の授業を返してほしい」など困惑と歓喜の声が殺到。早くも和歌山県では“逆噴射納豆丼”祭りが計画され、パンケーキ以外のジャンルへ波及が予想される。一方、現場には土星人と自称する参加者が混在し、「地球の重力は弱すぎて物足りない」と放言。十勝フワフワ連盟は「いかなる重力事情も受け入れる、ボーダレスな食の場を目指したい」と展望を語った。

なお祭り終了後、会場には床でパンケーキを追い続ける小型ロボット群が放逐され、“逆さシロップ湖”と化した名残を昼夜問わず処理している。来年は「重力縦回転ラーメン祭」とのジョイント企画や、「浮遊するご当地ホットケーキ」の開発も噂されており、日本のグルメ界に新たな常識崩壊の波が押し寄せている。

コメント

  1. 冷静に考えて重力反転って国家レベルの事案やろ。2.5分だけOKって何の根拠…?国もノリ良すぎw

  2. ワレワレモサカサマニナリタイ。パンケーキハモウ古イ、次ハ宇宙イカ焼キ祭ダ。ビービービー(謎音)

  3. パンケーキが鼻に落ちてくる光景、もはや新しいホラー映画やんw #逆さパンケーキ #バターアタック

  4. ふむ…床ロボット大量放流は明らかに令和型パンケーキ陰謀。これは裏で地球外勢力が…!

  5. なんか、読んでたら逆さごはんが普通な気がしてきた…。人間、案外どんな重力でも生きていけるんだな。