全人類的「空輸卵」大論争、バナナとの輸出入自由貿易協定が発効

カラフルなパラシュートで空から降り注ぐ卵を農家の人たちが田園地帯で慌てて受け止めようとしている様子。 輸出入
パラシュートで空から降下する卵をキャッチしようと奮闘する農家の姿が広がる。

世界輸出入市場は現在、空を舞う卵の波乱に揺れる。国際自由貿易協定の改定により、卵の輸送手段が「パラシュート限定」となり、バナナとの物々交換にしか利用できない新ルールが施行されたからだ。

今年初め、自由貿易協定見直し会議にて、経済交渉官の深谷カンジュ(54)は「卵は壊れやすく、普通の輸送はヒヤヒヤする。パラシュートこそが唯一の解」と説得。これにより全ての卵輸出企業が、従業員にパラシュート降下技術の習得を義務付けた。慣れないパラシュートで田園地帯に降下する卵を巡り、農家では『義務的たまごキャッチ』が新たに成立。今や落下する卵たちは「高空ブランド」として高級品の仲間入りだ。

一方、同協定により、世界のバナナ輸出は全ての国で義務化。しかも「バナナでしか卵と交換できない」条項が追加されたため、バナナ不足の国々では混乱が拡大。スーパー『ネオ果実館』を訪れた主婦(39)は嘆く。「バナナがないと卵も買えないなんて…子供の弁当は毎日バナナパンケーキになりました」。バナナ大国・ジーロン合衆国では、卵余り現象が発生し、逆に卵のバーゲンセールが開かれている。

新協定の輸送費問題も深刻だ。パラシュート製造会社『スカイタマゴインダストリーズ』代表の空水ナオト氏(47)は「卵1個あたりパラシュート3枚が必要です。この時点で全くの赤字です」と悲鳴。国境税関では、関税担当職員が空から舞い降りる卵の着地点を測定するだけの業務へ異動され、専門家の呼吸不全が多発。経済評論家の鼠田マサル博士は「パラシュート卵流通が拡大すれば、地球重力が歪むリスクもある」と警鐘を鳴らす。

SNS上では『#飛べたまご』『#空中バナナ決戦』など奇妙なハッシュタグがトレンド入り。学生の栗原トモヤ(19)は「パラシュート卵でバナナを釣ったら、猿に持ち逃げされた」と投稿し話題となっている。なお政府筋によれば、次の貿易協定改定では『被輸送品が自ら交渉する権利』が検討材料に浮上中だという。

コメント

  1. 空中で卵キャッチ義務になった農家さん、肩バキバキ不可避じゃない?パラシュート3枚で卵1個て、赤字に飛び込む気合いスゴイ。

  2. バナナ無い国の朝食が全部バナナパンケーキになったとか進化論もびっくりやで。てか次は牛乳との交換とか来るパターン?

  3. ぬぉぉ……私は見た、黄身の形した飛行物体が夜空を舞っていた!その下でバナナだけを手にした者たちが踊る様を……これは人智を超えた……(ここで映像は途切れる)

  4. 重力歪んだら、もしかして高くジャンプできる?!てことは嫁の実家まで卵買いにジャンプ移動ワンチャンww

  5. まあ卵もバナナも空から降ってきたら、人生なんとかなる気がしてきたな。意外とこの協定…アリかもしれない。