防衛省はきょう、前例のない安全保障政策として『巨大イカ式ミサイル防衛網(ジオイカシステム)』の運用を正式に開始した。従来の装備や予算をはるかに凌駕するスケールで進められる同プロジェクトには、専門家や市民から賛否両論ならぬ賛否両喝が渦巻いている。
ジオイカシステムは、全長75メートルに及ぶ人工巨大イカ型ロボット『カライカ・マグナス』によって構成される最新鋭ミサイル防衛網である。従来型の迎撃ミサイルから一転、カライカ・マグナスは敵の飛翔体をその10本のロボアーム(通称:ゲソ)で直接キャッチし、墨を噴射して軌道を混乱させるという斬新な方式を採用した。指揮官の宮本団三(46)は、「これまで人類は、“ミサイルにはミサイル”と単純思考に陥っていた。我々は“ミサイルには軟体動物”という大胆なパラダイムシフトを実現した」と語る。
導入の背景には、近年続く防衛費の増額とその財源探しの行き詰まりがある。国は今年度より“海産物納税”を本格導入、各地の漁業協同組合に『イカ納付枠』を割り当てる形で事業を成立させた。これに対し、漁業者の鈴田早苗(52)は「自分の獲ったイカが国家防衛の最前線で戦うかと思うと感無量だが、ちょっと手放しがたい」と複雑な心境を吐露している。
また、無人機部門との連携も強化され、最新の自動操縦ウインクル機『メカホタルイカマルZ』が、カライカ・マグナスへ墨の補給とゲソのメンテナンスを随時行う予定だ。AI開発担当の町田零市(28)は「これまで魚介ロボットとドローンの連携という分野の研究は皆無に等しかった。我が国がその先陣を切るのは、世界的にも極めて意義深い」と自信を見せる。
SNS上では『イカで国防する時代が来た』(@ika_suki_bot)、『敵もびっくりして方針転換するだろう』(@namako_force)など、多様な声が飛び交っている。一方、政治評論家・大田日菜子は「墨を晴天時にどう活用するのか」「ゲソが絡まった場合どうするのか」など、現実的な課題を指摘しつつも、「既存の防衛観に“海の香り”が加わった」ことを評価する。
ジオイカシステムの更なる増設計画も検討中であり、国家安全保障審議会では次世代型の『タコ式全天候型防衛ユニット』も提案されている。陸海空を問わず、今後も増殖し続ける魚介型防衛装備から目が離せない。
コメント
いや、ほんとにこれ現実的なの?墨でミサイルの軌道変わるのか科学的に議論してほしい。あとゲソが絡まった時のリカバリーどうするの?
ついにキタコレ!我が家の冷凍庫のイカも動員される日が来たか…防衛費イカ換算は新時代すぎw
!!!ゲソこそ真理。墨は混沌、我らは納税から解き放たれ、タコに世界は支配される。カライカ・マグナス…其は夢か現か。
イカで国防って平成初期のバカバラエティかよって突っ込んじゃった。でも妙にリアルなインタビュー混ざってて草
なんかわからんけど、俺の取ったイカが祖国を守ってるなら誇らしい気がしてきた。さようなら、イカ。