Z世代で大流行「全部四角化運動」発足、カドを丸めた者に罰金の波紋

四角く剪定された樹木や街灯、空には四角い雲が浮かび、角張った箱や道具を手にした人々が騒然と集まるカオスな都市風景。 アートとデザイン
街中のあらゆるものが四角く変貌し、人々が熱狂する四角化運動の一場面。

ユニバーサルデザイン界に激震が走っている。新生デザインチーム「スーパースクエア団」による『全部四角化運動(ASU)』が、全国のZ世代コミュニティを中心に異様な盛り上がりを見せ、日常空間からインターネット、果てはNFTアートまでを“ひたすら四角くする”という現象が広がっているのだ。

発起人であるカヲリ・クボタ氏(20)は記者会見で、「すべての曲線が世界に混沌をもたらしている。純粋な四角こそ調和だ」と高らかに宣言。メンバーたちは直ちに、街の樹木をノコギリで四角形に剪定、信号機も角を打ち直し、果ては雲の形もドローンで“エッジ加工”する徹底ぶりを見せている。SNSには「#四角以外禁止」「#スーパーフラット生き様」などのタグが氾濫、動画投稿アプリでは己の顔面を四角化フィルターで変形させ、ミニマリズム信者が涙する事態となった。

美術館では、旧来の丸い彫刻やソフトな線画は即時撤去。代わりに、透明なアクリル箱や無作為な角材の積み上げが“新しいアート思考”として展示された。5歳の園児グラフィックデザイナー・クツナハナコさんは「四角が多いと安心して眠たくなる」とコメント。著名アート評論家・三重ロバートは『四角こそ人類の究極構図』と評した。

運動は暴走気味に拡大し、一部の自治体は“カドを丸めた者に最大8万円の罰金”を課す条例を可決。ツルツルの卵や球体ペンダントが密売される地下市場も出没し始めている。「明日から、うちの玄関マットも四角以外持ち込み禁止にします」と市役所職員(43)。一方で「心が丸い者は追放されるのか」と懸念の声も。

アート業界だけでなく、運動は暗号資産界隈にも波及。NFTマーケット「S4SQUARED」では、“ただの真っ白い四角”のデジタル画像が数百万円で取り引きされている。各地の建築現場では、円柱型ビルが次々と四角化リフォームされ、バウムクーヘン専門店は“直方体クーヘン”へ業態転換を余儀なくされているという。

この社会現象が果たして一過性のアートムーブメントなのか、恒久的価値観の転換点となるのか。Z世代の四角な未来は、まだまだ角ばったまま謎に包まれている。

コメント

  1. 冷静に考えて、雲まで四角くされたら天気予報どうなるんだw そのうち“太陽も四角”とか言い出しそうで怖い。

  2. わしの心は三角形じゃ!罰金はどうなる?四角くなるまで回転してたら無敵なのじゃ!

  3. バウムクーヘン直方体は流石に草。いや四角くしても断面は丸くなるんよ!?#物理とは

  4. 四角こそ人類の究極構図…なんかわからんけどちょっと納得してしまった自分がいる。部屋の机も四角だし。

  5. 丸い心が追放とか平和主義涙目😂 でも真っ白い四角NFTが数百万とか、Z世代の財布だけは丸い気がする。