甲斐山が登山者から逃走 登頂目前のクライマー大混乱「山にも意思が」

夜明けの斜面でクライマーたちが呆然と移動する巨大な山を見つめている様子のリアルな写真。 クライミング
甲斐山が自らの意志で移動し、登頂目前のクライマーたちを驚かせた瞬間。

全国クライマー界に激震が走った。山梨県の名峰・甲斐山(かいやま)が27日未明、登山者に追われることを嫌って自力で移動、実に標高9メートル分を南西方向へ『歩いて』位置をずらしたことが明らかとなった。眼前にそびえるはずのピークを目前にして、ロープの束を抱えた数十名ものクライマーたちは、ただ茫然と立ち尽くしたという。

一部始終を目撃したという会社員(42)・東郷柿右衛門さんは、「あと3メートルで山頂、というところで突然、山躯が震えだし、ルート表示のリボンやボルトごと山体がズリズリと動き出したんです。まさか“山のセルフビレイ”を見られる日が来るとは」と唖然とした表情で語る。現場にはフィンガーボードでトレーニング中のアマチュア選手から、伝説のアウトドア愛好家までが詰めかけていたが、誰ひとりとして山に追いつけなかったという。

衝撃的な事態に、全国のSNSでは「山にも逃亡権を与えるべき」「次はチョークバッグを付けた岩も逃げ出すのか!?」など混乱と期待の声が殺到。クライミング界の権威、泥船大学モルダヴァン地学部の西園寺アポロ教授は「近年の人工壁ルート設計の複雑化で、山自体が“自分で難易度調整”を始めた可能性がある。セルフビレイの概念が山にも伝播しつつある」と分析する。ただし、“甲斐山専用GPS”によると、標高移動の過程で山体の一部が短時間空中浮遊していた形跡があるため、今後は気圧変動への影響も注視したいと付け加えた。

なお、甲斐山から置き手紙のように転がり落ちてきた石には「今日はちょっと気分が乗らない。ピークを攻めないで。」とチョークで書き込まれていたという。この『山側からの意志表明』は、昨今増加する“山岳マナー違反対策”や、“クライマーによる山のメンタルケア”の必要性も示唆しているのかもしれない。

現地では現在も、多数のルート設定者が新たなアプローチを求めて“逃げる山”の行方を捜索中。アウトドア用品店では突如「山追跡用チョークバッグ」や「フィンガーボード型餌」の予約注文が殺到し、在庫はほぼゼロとなった。甲斐山の今後の動向から、目が離せない状況が続いている。

コメント

  1. え、山が逃げるとか新種のモンスター現れる日も近い?明日は富士山にリードされてみたいです。

  2. いや冷静になろう。標高9メートル動いたら地図どうなるんだよ。登頂証明書どうやって出すんだ…

  3. やっぱり山にも心があったんだ…なんかすごく分かる気がするわ。時には人間も逃げたいんだよね。

  4. 山「今日はちょいダルいんで」←気持ち分かりすぎてワロタ。俺も月曜は山体移動したいw

  5. これは陰謀ですね。山梨に動く山、次は空飛ぶ湖だ、間違いない!(根拠は手持ちの石)