ついに人類は、飛び交うハトのエネルギーを制御する時代へと突入した。鳩ヶ谷大学サステナブル工学研究所の鳴海古都夫（なるみ・ことお）教授らが発表したのは、世界初となる「永久ハト力発電」システム。都市部で無限に発生し続けるハトの群れを資源と見なし、持続可能エネルギーのパラダイムシフトとなるか、関係者の間で大きな波紋を呼んでいる。
今回開発された「ハト力発電装置」は、雀ヶ丘駅前広場を中心とする5平方キロの範囲内に設置された合計103基の“ハトホイホイ・ターミナル”が肝となる。このターミナルは、ケシの種風せんべいと謎のメロディ（推定周波数23ヘルツ）によってハトを一時的に吸着。舞い上がる羽ばたきパワーを、ナノスケート羽根発電子により最大273%の効率で電気エネルギーへ変換する。
一方で、都市住民の間では困惑と期待が複雑に交錯している。会社員（46）高辻モトヤ氏は「最近、洗濯物が羽だけになることが増えた。だが電気代がマイナスになったので文句は言えない」と複雑な表情。主婦（39）陣波さゆりさんは、「台所窓から1日9回ハトが挨拶してくるけど……そのたびWi-Fi速度が上がる」と予期せぬ恩恵を語る。SNS上では「#もっと飛べハト」「#羽ばたきで東北新幹線動かせ」といった応援ハッシュタグも拡散中だ。
専門家筋からは賛否両論が巻き起こる。省エネ評論家の後光琢磨（うしろみつ・たくま）氏は「地熱や太陽光の次はとうとうハト。不確定性原理を超えたエネルギー分散革命」と評価する一方、動物倫理学者・殖田ヤヨイ教授は「DNAを書き換えた“永久型ご飯粒”の都市投下は群集心理に不可逆的な影響を及ぼすリスクあり」と警鐘を鳴らす。気象庁は、「今後、局地的羽根嵐やクチバシショック警報を随時発令予定」として市民に注意を呼びかけている。
エネルギー政策担当の桐山エリカ課長は「目標は2050年“脱炭素＆脱パン屑社会”。2026年までに全公共施設で“ハト力”100％化を目指す」と力強く宣言。緑のインフラとも融合し、各地の公園や神社では“マイハト認定証”の交付も始まり、子どもたちがハト詠み競技に沸く様子も見られる。
今後、都市型分散エネルギーとして“ハト発電所”は全国に波及予定。だが一方で、すべてのハトが完全自給自足で生きているとは限らない。謎の“カラス干渉事件”や「消えたハト長老」問題も浮上中だ。果たして、人類とハトは真の共生と持続可能性を実現するのか。それとも、商店街のベンチは永遠に羽だらけなのか。新たな時代の幕開けに、世界が震えている。
コメント
えっと…273%効率って物理法則どこ行った？あと、不確定性原理とハトって何の関係？いやまあ、電気代マイナスだったら少し羨ましい。
ピジョン＝エネルギーの時代！クチバシショックで目覚めよ日本列島！！ワイの部屋にもハト詠み神社爆誕希望します。
羽根嵐注意報って…笑 台風より先にハトで洗濯物飛びそうやんw それはさておき、#羽で東北新幹線推進には賛成です🚄
やはり…世界は、ハトによって支配されていたのだな。都市のエネルギーも、我が洗濯物も、全てハトの掌の上…ククク、納得だ。
マイハト認定証って何それむしろ欲しすぎる。次はカラス力発電とのバトル展開とかお願いします。てか羽だけになる洗濯物、地味に困るわ。