【リード】
世界初の「デジタル猫耳型インプラント」が国立健康未来研究所にて正式発表された。医療と無意味の枠を突破した本技術は、患者の頭部にリアルに装着されるフサフサの猫耳型デバイスで、体内異変を“鳴き声”で即座に通知。血糖値や中性脂肪が基準値を超えると、突如「ニャーッ！」と高らかに鳴き、持ち主も周囲も仰天する仕組みだ。当局はこれを「新たな健康管理時代の到来」と激賞しているが、SNS上はすでに「町中がキャットカフェ化」と混乱を極めている。
「昼休み中、同僚がいきなり『ニャーッ！』と頭から叫び始めたので、ついキャットフードを差し出しそうになった」と語るのは、東京都在住の会社員（44）、渋谷朗志さん。「私の猫耳は、午前は10分おきに鳴き、午後はなぜか低音でゴロゴロ言い続けています。上司と会話できません」と戸惑いを見せる。
開発者である医療用着ぐるみ技術者・深窓玲奈博士は、「病院の待合室にて患者全員の猫耳が合唱した瞬間、『これだ！』と確信した」と語る。「本デバイスには触覚センサーも搭載し、ダイエット中に誘惑を感じると自動で逆立ちします。さらにマイナンバーと連動し、“健康ニャポイント”が付与され、コンビニ限定でつけ耳に専用かつお節をトッピング可能です」
全国民への猫耳普及を進める健康省の発表によれば、「社会的孤立対策にも有効。必ず誰かがニャーッと鳴くため、静寂な職場は今や皆無」。一方、昼夜問わず地域猫と人間の猫耳が同時に鳴き交わし、野良猫の地位が急上昇。「昨日、うちの社員全員が新発売の高級キャットタワー型椅子の上から会議出席した」と語るのはベンチャーCEOの杉谷未明さん（39）。
SNSでは「健康診断で『鼓膜伸展率21.4％、毛並診断D』と告知された」との報告や、「猫耳同士の無意味な共鳴通信で会話が10秒ごとに中断」と混乱の声が続出。だが、一部医師界では「患者の深夜暴食を防げる」と評価の声もあり、世の医師たちも続々と猫耳を装着。なお、試作品には「雨天時に誤作動でカラス語を発話」「メタボ基準値を超えた瞬間、保健師が遠隔なでなで」などの副作用が報告されている。
今後は犬耳型、タコ触手型へのバリエーション展開も進行中。健康とナンセンスの最前線を、あなたも頭で“実感”する日は近い。
コメント
いや冷静に考えて、猫耳が鳴るたびに職場全員びっくりじゃん…会議まともに進む気がしないんですが。これほんとに健康になるの？
ニャーッ！！ニャッ…ゴロゴロ…これは我が家のタマの陰謀に違いない、人類、猫になりつつある。早く耳の毛づくろい方法教えて…
健康ポイント集めてキャットフードと交換！？それもう猫のための日本じゃん、笑 いっそのこと、昼礼も猫語でやろうぜ！ニャンニャン！
なるほど、たしかに静寂な職場がゼロになるのは社会的孤立対策として理がある、気がしないこともない…いや、気のせいか？
雨の日カラス語バグで上司がカァカァ鳴きだしたら逆に業務効率上がる説。次はイカ耳実装、待ってます。