賃貸住宅市場にて、本物そっくりの寿司が天井を回る“回転寿司天井付きアパート”が異次元的な人気を集めている。首都圏を中心に、壁紙の代わりに鮮魚の握りや巻き物が高速で回転し続ける新たな住まいが大量に建設され、各地で“シャリ酔い”する住民が続出、インテリア業界と医療業界の双方をざわつかせている。
回転寿司天井付きアパートを最初に設計したのは、建築士の宇野根遠(うのね とおる・41)。「入居者に非日常の刺激を与えたかった」と語る宇野根氏によれば、天井一面を覆うベルトコンベアに乗せて、サーモン、エビ、イカ、さらには鉄火巻き、納豆巻きが24時間ノンストップで回転。部屋の温度や湿度でシャリが伸びたり縮んだりする仕様になっており、時には寿司同士が衝突し、海苔巻きだけが天井からぶら下がるケースも頻発する。
新潟県燕市の新築物件『寿天居(じゅてんきょ)タワー』管理人の柘植弥生(つげ やよい・29)は「初日から天井の寿司だけ見つめて3時間が経過し、家に帰る理由を忘れた入居者もいました。現在、入居者全員に酔い止め薬と軍艦巻き型ヘルメットを無償配布しています」と語る。この物件では毎週水曜日に“落下寿司注意報”も発令され、定期的に天井から特大ガリやワサビボールが降ってくるとのこと。
SNSでは、「天井にマグロを見ていると、人生がキラキラして見える(八坂慎一郎・公務員32)」や「深夜1時にサーモンが落ちてきて叩き起こされた(野見山千早・美容師27)」など、入居者の声が乱舞。居住者の一部は特殊な訓練を受けていないため“回転寿司PTSD”を発症したが、専門医である脳波建築研究所の斧田三友紀(おのだ みゆき・56)は「脳波に巻き寿司特有の波形が検出されている。固定された寿司ネタより、動的なサバのほうが精神安定に寄与する」と持論を展開している。
インテリアデザイン業界でも反響は大きく、回転速度が調節できる“スロー巻き物モード”や、徹底再現型“暴走トロ仕掛け天井”などのバリエーションが登場。東京郊外のコワーキングスペース『サバマート』では、寿司天井付き会議室が導入されてから社内議論のテンポが著しく向上したという。しかし一方で、海苔の破片が降り注ぎキーボードが干潮状態となる副作用も報告された。
業界関係者は「次なるトレンドは回転寿司+竜巻エアコン搭載型マンション」と予測。果たして日本の住まいはどこまで回り続けるのか。いまだ住み心地については議論を巻き起こしている。
コメント
いや、寿司が天井回ってるとか冷静に考えてインテリアじゃなくて寿司屋じゃん。帰宅して頭上にサーモン飛来する人生、誰が想像した。
フフ…これは実はシャリ型監視システムの隠れ蓑だな。寿司ガチ勢の陰謀、バレないと思ったか。ワサビボールで目覚めよ、民衆よ!
オレも今日から“暴走トロ仕掛け天井”に変えてもらおっかなー!? 毎朝寿司が落ちてきて寝ぐせ直せそうw あ、軍艦ヘルメットどこで売ってる?
うちは雨漏りで困ってるけど、寿司が落ちてくる方がむしろ実用的な気がしてきた。わかる、この混乱が現代感…
あれ?これうちの祖父が昔住んでた長屋でも毎晩カッパ巻きが舞ってたって言ってたんだけど、もしかして時代が一周して回転してるのかもしれない。納得。