北海道札幌市に現れたのは、ただのアーバンクライマーではない。全身を覆うウナギ型スーツを着用し、まるでぬらぬらとした生物のようにビルをよじ登る「ウナギクライミング」なる新ジャンルが爆誕した。スポーツ界は騒然、道行く市民は爆笑と困惑に包まれた。
「第1回ウナギクライム・グランプリ札幌大会」の目玉となったのは、元公務員で現在は“ヌルヌル伝道師”を名乗る志波ヒカル(36)。彼は特製ウナギ素材(自称)でできた光沢スーツに身を包み、札幌駅近くの幽霊ビル“摩天楼八番館”(築年数不明、高さ78.3m)を滑り登るチャレンジに挑戦した。
現場には1000人を超える観衆と20台の自主製ドローンが集まり、SNS中継も行われた。志波氏は現場で「このスーツは本当にヌルヌルしています。まさに摩擦を超越した感覚です。途中で滑り落ちればウナギに戻る覚悟でやります」と語り、気合十分。だが開始直後、思いもしない事態が発生した。あまりにスーツの潤滑性が高すぎて、志波氏は1.7秒で滑り落下。しかし2回目のアタックでは、スーツが偶然ビルの突起物に“絶妙に引っかかる”という奇跡が起こり、ウナギ泳法と呼ばれる謎のムーブで最上階に到達。その様子は中継ドローンでも追いきれず、視聴者から「一瞬でワープしたように見えた」「CGかと思った」と驚きのコメントが殺到した。
本大会のルールは一貫して不明瞭で、「独自のウナギルート推奨」「エレベーターはNGだが足で蹴っても良い」「途中でシャチホコポーズをすればタイム短縮」といったナンセンスな規定が混乱を助長。審判長の柳井サトル(審査歴3日)は「アーバンクライミングの本質とは“想像力の粘滑性”だと考えています」と意味深に語るが、記者からの追加説明には一切答えなかった。
ネット上ではアーバンクライミング愛好家の吉束ケンジ(28)が「次回はタコ型スーツで挑む」と宣言する一方、物理教師の濱谷カシワ(44)は「物理法則が崩壊しつつある」と警鐘を鳴らす。SNSでは「俺もイクラ型スーツ作る」「バター塗って競技してみたら?」など自由奔放な発言が目立っている。
現在、大会は「ウナギ型での記録が公式世界記録として認定されるのか」「そもそもビルの管理会社は把握しているのか」など多くの謎を残しつつ、すでに大阪や福岡、一部火星居住区での開催案も浮上している。スポーツと摩訶不思議の壁を滑り落ちながら登る“アーバンクライミング”世界は、ますますヌルヌルな展開を見せそうだ。
コメント
えーと、ルールもよくわからんし物理が完全に迷子。これ何のスポーツ?どうやってジャッジするんだ…?
シャチホコ!ヌルヌル!ワープ!人はいつからビルを登るウナギになったのだ……って火星開催案?????
来年は“納豆ローラー競技”もお願いします!ぬるぬる界の未来ここにあり!笑
何か…すごく納得してしまった。たしかに都会では想像力が一番重要な時代なのかもしれない。
管理会社の許可どうした???絶対あのビル、ウナギ以前にやばい何かあるってwww