政府は、経済成長率の劇的な向上とインフレ抑制を両立するため、かねてより導入が議論されていたデジタル円の具体的な運用策として、全国の河川、湖沼、池に『デジタル円型巨大コイ』を放流する政策を発表した。デジタル円と一体化されたコイは一匹につき市価1,000万円相当の価値があり、水中で泳ぎながら市民が直接捕獲することで現金化が可能となる画期的な制度だ。
発表によれば、山形県最上川での試験放流時、会社員の中野誠二(47)は『突然銀色に光るコイがiPhoneでビットコイン相場を監視しながら泳いできたので、つい網で捕まえてしまった』と証言。地域経済への波及効果として、捕獲されたコイが町のATMで自ら口座へ自己入金を行い、直後に市民へ勝手に振り込む“逆ATM現象”が発生するなど、従来の貨幣経済とは一線を画す新潮流を生み出している。
政府のデジタル円導入特命大臣・南瓜金三郎は『金魚では規模が足りない。経済を爆上げするには最低でも2メートル級コイが必要』と語った。さらに、政策の透明性を担保すべく全コイのうろこにはNFT(鱗証明書)が発行され、ブロックチェーン上に泳いだルート履歴と餌消費量が記録される徹底ぶりだ。
SNS上では『うちの池に6000万円分のコイが迷い込んだ!』や『コイがスマホで確定申告してる…』など目撃談とパニックが続出。コイの個体がインフラとして機能するぐらいまで増殖したため、一部地域では“物価コイスライド制”が導入され、煮物の原価計算にデジタル円コイ指数が加味されている。
経済評論家の東雲ふみ子は『これまで見たどんな金融緩和よりも狂気的。だが人々がコイを追い駆けることで国民の運動不足が解消され、健康寿命が伸びるためGDP測定の手法自体が来年度から“コイスイム”へ変更される可能性もある』と冷静に分析。なお、コイの経済活動が拡張し過ぎた場合、国会で“コイ参加型予算委員会”を開催するかが今後の焦点となる見込みだ。
コメント
もしかしてこれ、コイの税金対策ってどうなるんですか?政府が捕まえに来るパターンもありそうw
巨大コイ!!デジタル!!ATM!!もう意味わかんないけど、とりあえずうちの猫にコイ捕まえさせてくるわ。時代は猫フィッシングだろ🐟
そりゃデフレもインフレもコイに任せとけばいいって話よな…これが令和の錬金術か…
コイがスマホで確定申告してたら俺の確定申告も代わりにやってほしい。あとコイスイムで健康寿命アップ→世界征服も時間の問題だな!
………私の予想通りだ。次はきっとコイが総理になるぞ。