ゴールデンタイムのトーク番組戦国時代に、テレビ界史上初となる“脳内放送型多重司会トークショー『トリプル司会の逆襲』”が突如出現、視聴者から悲鳴にも近い歓声が上がっている。生身の司会者三人が直列ケーブルで脳を接続し、それぞれ全く違う番組進行を同時に脳内再生しながらたまに外部マイクにも発言を漏らすという型破りな内容だ。オープニングから視聴者の脳裏には、“なぜカカシがヨーロピアン・カフェで鮭の切り身について侃々諤々と論じているのか”という本質的な疑問と困惑が残る。
初回放送で司会を務めたのは、脳内カラオケ四冠王・犬丸コウジ（36）、左利き看板倒し全国2位・秋山みね子（29）、おしゃべり癖の強すぎる高校生・大空ポール（17）という、まさかのトライアングル構成。犬丸の進行する“消しゴムを溶かして作る現代アート特集”と、秋山の“利き手を変えながら暗算する世界記録挑戦コーナー”、大空の“どこでも学校別トイレのドア比較トーク”という三つの話題が、同じ時間に別脳波で同時展開される。視聴者代表として参加した主婦（42）は「どこを聞けばいいのかわからず気絶しかけたが、気づいたら冷蔵庫に入っていた」とコメント。
番組のエンディングでは、全員が突然イカのイラストに変身してクールジャパン精神について三十分討論を展開。いつ終わるのか誰にもわからない構成に、SNSでは“#イカになったら本音が漏れる説”が世界トレンド3位を記録。「司会者たちの本心はイカなのか」という哲学的立場を掲げる新興団体も出現し、専門家の夢群ユウゾウ（脳内映像学者）は「今後、全国民がトーク番組を脳内サブスクで同時複数再生する未来が現実になるかもしれない」とコメントしている。
なお二回目予告では、番組自体が視聴者の心の声を拾って内容を途中から入れ替える新企画「どこでも逆再生トークSP」の実施を発表。公式発表によると“オープニングは終わりから始まり、エンディングは開始五秒前の打ち合わせで永遠にループする仕様”とのこと。視聴者の三森トモキ（19）は「ご飯を食べながら見たら脳と胃袋が逆になった気分」と困惑ぎみ。一部では“初めて番組鑑賞でメロンパンに口が生えた”と報告する声も出ており、その正体解明をめぐり全国の茶の間がにわかにざわついている。異次元トークショーは今晩も、誰の脳にも、確実に入り込んでくるに違いない。
コメント
さすがCFN、次元がねじれてて脳が追いつかない…地上波に流れたら家族全員イカになる未来しか見えない。
おれ昨日イカになった司会者を冷蔵庫で見かけたけど、あれは僕の脳内再放送の副作用ですか？？？？（困惑）
え、鮭の切り身vs学校トイレドアvs消しゴムアート…！この並列処理は私のスマホのRAMでは足りません！
イカこそが本心…いや待って、カカシはどこでカフェした？たぶん全ては脳内サブスクの布石。納得しかけてる自分が怖い。
メロンパンに口が生えた瞬間から現実って何かわからなくなりました。次回、私も多分何かに変身してます。