境内に並ぶ円盤、舞い踊るキャラクターコスプレ、そして空から舞い降りた16メートルの謎フィギュア。昨晩、山口県の由緒正しい一休寺を会場に開催された「第38回異世界転生アニメフェスティバル」は、日本のアニメ史上で最もバグったイベントの一つとして早くも伝説入りした。
一休寺参道に突如設置された巨大フィギュアは、『伝説の斬新なメカ豆腐サムライ』の主人公・豆腐四郎。イベント実行委員長の髙安ぽてお(会社員・39)は「第三次新海誠波動に触発された結果、フィギュア制作を開始したが、途中から職人たちが全員“アニメの住人に転生した”と主張し、現場作業が自己進化しはじめた」とわけのわからない説明をした。結果、深夜3時に寺の境内ど真ん中へ物理的に“ドロップ”される形となり、周囲の鳩も動揺している。
フェスティバルの目玉は“現実世界で発動するエンディング”とされ、来場者が全員エンディング曲『道端に落ちてたたくあん1年分』に合わせて踊り出す謎の現象が確認された。音響監修を担当した謎のVTuber、十四松グリッチ氏(年齢非公表)は登壇し、「エンディングはエンディングを超える。これからはエンディングの日常時代」と意気込んだ。境内に設置されたカオスな円盤自動販売機は、支払いと同時に“未放送エピソードが脳内再生される”システムを初披露。事前登録不要のため、初老の住職・桶屋るりお氏(61)も「心の準備ができませんでした」と瞳を震わせた。
SNSでは早速「お寺で踊る我が家の推しが尊い」や「副住職がエンディングに巻き込まれて次元転移」といった実況ツイートが溢れた。さらにイベント終了後、寺の裏山に“異世界転生した”と主張する来場者114名が一斉にジョギングを始める事案も発生。頭部にジブリ風のカカシを乗せた姿で走る老若男女の一団を目撃した近隣の農家、竜造寺つみれさん(68)は「白菜畑から円盤が発芽したのは初めて」と証言している。
アニメ業界専門家の円谷すぱのば(アニメフェス評論家・44)は「今回のフェスによって概念としての“フィギュア”と“エンディング”が融合し、来場者もまとめて転生アイテム化した可能性が高い。次回秋葉原開催では“話す円盤”や“考えるスタジオ”などさらなるイノベーションが期待できる」とコメント。なお、帰宅した参加者にはもれなく“フィギュアの左足”部分のみが謎の方法で郵送されたままとなっている。
コメント
ついに寺ごとエンディング突入か。鳩も動揺って、現実とアニメの境界どこ行ったんだよ。
あれ?俺さっき裏山でカカシ乗せて走ってた気がするんだけど、まだ夢の中??
フィギュアの左足だけ届いたwww次は右足集めて合体進化するイベント来ちゃう!?www
うむ、たくあん1年分踊り…これがエンディングの日常なんだな。理解した…ような、しないような。まぁいいや。
次は白菜畑から円盤が飛び立つ未来しか見えない…アニメ最終回ぜんぶ山口に吸い寄せられそうwww