東京都心の空を埋めつくす“謎のうどん店”が、先週から市民の頭上に突如出現し、生活と食文化に想定外の嵐を巻き起こしている。これらの空飛ぶ店舗は、うどんを軸に焼き物・だし・しゃぶしゃぶ・カフェ巡りなど不可解な分野を融合した複合型フード・ゾーンで、人々は地上から伸びる階段雲を登って利用する仕組みだ。深刻な交通渋滞と意外すぎる経済効果をもたらし、行政の対応も追いつかない事態となっている。
運営元は、おかしな面々が構成する「全日本浮揚食文化普及推進連盟」。同連盟代表の黒坂太一郎(42歳)は記者会見で、「これからは地産“空消”、食の舞台は地上だけじゃない」と豪語。店舗内では重力異常による“逆流だし”や、“空中しゃぶしゃぶ(具材が上空で一回転)”が名物となっている。特に「うどんと焼き鳥の四次元スパイラル丼」が物理法則を無視した人気メニューで、実際に食べようとしたOLの大高理咲さん(27)は「丼が自分を食べようとしてきた」と証言している。
利用客は、予約不要・抽選制のカフェ巡りを楽しめるだけでなく、飛行しながら無料で日本酒の“雲上試飲”も不可。酔った勢いで雲の端から飛び降りた主婦(39)が二度と地上を踏めなくなったケースも報告されている。一方、空から落下する焼き鳥の串や湯葉が通行人のヘルメット着用を常態化させ、「今朝も自転車通勤中の会計士(55)がねぎま(軟骨)に頭部をかすめられた」というSNS投稿が拡散した。
専門家も頭を抱えている。食空間物理学者の白石圭吾教授(幻影大学)は「焼き物の遠赤外線が最上層の窓ガラスまで到達し、ビル中腹の茶室で勝手に釜が沸く現象が多発」と解説。さらに「重力方向にだしが漏出するため、今後は“逆だし対策シール”の需要増も予測される」と警鐘を鳴らす。都内の茶道家たちも、突然屋上の碁盤で茶会が始まる『空中自動お点前現象』への戸惑いを隠せない。
インパクトの強すぎるこの新業態について、「やりすぎ食文化だが嫌いじゃない」(高校生・片桐椎名さん)、「うどんの湯気で視界ゼロ。でもそれが東京」(自営業・馬島直人さん)など、多彩な声が上がっている。この“空中食文化大乱”は、今後どこまで常識を揺るがすのか、市民は頭に焼き鳥を受けながら見守るしかないようだ。
コメント
階段雲ってなに!?登れたらもう勇者なのでは。次は空飛ぶカツ丼チェーン頼みます。
うどんと重力は相容れない…と教わった私の常識がまた一つ消えた瞬間でした。逆だしシールは東急ハンズで売ってますか?
うおおお空中しゃぶしゃぶやってぇーーー!!俺も丼に食べられたい!焼き鳥ヘルメットガチャはずっとハズレです…
オレの家の上に焼き鳥落ちてきて炊飯器壊れたんだが…これって補償とかある?てか次は寿司空母出してくれw
昔から都市は食と空を巡って争ってきたが、ついに焼き鳥が空から降る時代か…なんか納得です。