ついに映画館が上下逆転する時代が到来した。株式会社ディスポジットムービーズが開発した新感覚VR映画『逆落ちシネマ』が全国500館で同時上映され、なぜか上映初日早朝から観客が大量に天井方向へ落下するパニックが相次いでいる。上映中、観客のほぼ全員が「画面の重力に引きずられるように座席から滑り落ちる」という現象が報告され、SNSでは「逆さま人間体験」として話題沸騰している。
『逆落ちシネマ』は、ストーリーの無い128分間の重力逆転映像体験を特徴とし、観客が「床か天井か」を見失う唯一無二のVR映画として注目を浴びてきた。チケットを購入した田中矢三郎さん(会社員・41)は上映後、「気づいたら靴と頭がカップルになっていた。初めて自分のひざ裏に天気予報を感じた」と感想を語った。また劇場スタッフの餅岡理沙さん(24)は「初日は逆落ちしたお客様58名をハシゴで救助する事態に。今は床と天井を逆に貼り替えています」と舞台裏の混乱を明かしている。
SNSでは『#逆落ちチャレンジ』がトレンド化。「最前列なのに最後尾で見る感動」「物理学への謝罪が必要」などの感想が続出。逆に、VR酔いにより実際に物理的嘔吐が発生したため、一部劇場では“ビニール傘着用”での観覧が義務化された。傘着用で映画を見ることに「謎の統一感」と一部マニアから好評の声もある。
専門家の逆手嶋周平教授(エンタメ分野・59)は「これまで映画というものは観客を感動させたり泣かせたりしたが、『逆落ちシネマ』は『観客そのものを物理的に落とす』という新概念。人間が逆さまになること自体がアートであり、これに慣れることが日本の次世代産業競争力につながる」と持論を展開する。一方、物理学者からは「重力の説明が一切つかない」「映画だと思ったら局地的な異次元」との懸念も表明されている。
劇場側は今後に向け、「水平移動上映版」や「完全無音で床が消える特別編集版」など、更なる“落下型エンタメ”の開発強化を宣言。「逆さまの涙、逆流のポップコーン、空中で出会う友」と、パンフレットにも一際意味不明なキャッチコピーが躍る。映画観覧の常識を超えた狂気の映像体験は、次はどこへ向かうのか。映画評論家や重力に逆らいたい全国民の注視が集まっている。
コメント
いやちょっと待って!物理法則どこ行った?自分が落ちたら映画より自分の人生リセットするボタン探しそうww #逆落ちチャレンジ
ついに天井が公式ホームグラウンドになる時代、感慨深いですね……次は『床消失シアター』に期待。
これは間違いなく政府の重力操作実験の一端。みんなビニール傘の下で覚醒する準備しとけ!
最前列で最後尾とか哲学すぎw ポップコーン浮いたまま食べた人いる?教えてくれ!
読んでるだけで膝裏に湿度感じました。逆さまの涙…たしかに納得感。