「筋肉の主張が止まらない!」全国から悲鳴と歓声が入り乱れた第3回“筋肉ダンス・バズーカショー”が、満員御礼・観客の一部が一時筋肉の制御不能に陥る事態のなか、例年にも増して混沌と華麗の渦に包まれた。
追いつけないリズム、加速する筋肉、そして降り注ぐプロテインスノー。伝説的なフィットネスインストラクターで知られる根橋ブライアン(自称:筋肉顕現者・41)の主催するフィットネスダンスイベントが、今年も新潟県の超巨大ドーム“エンドレス・トレーニング・ホール”で開催された。
会場には、事前にリズム判定AIが“筋肉との対話力”をチェックした1万3000名の参加者が(半自動的に筋肉によって)詰めかけ、気がつけば動き出していた腕や脚を必死に止めようと試みる光景が各所で目撃された。フィットネスダンスとレゲトン、筋トレとシュールな筋肉詩をミックスさせた今回のプログラムには、初参加となる“左肩を徹底的に鍛える会”や、リズムが刻めず観客席で高速バウンドし続ける“跳躍筋保存協会”など異形の団体が複数登場し、予測不能の展開を呼んだ。
ステージ上では、根橋ブライアンが最新ダンス“ミオシン・パニック・スイング”を直々に披露。「筋肉の声を聞け!筋肉で愛を紡げ!」とのシュプレヒコールで会場が一体化した一方、その直後に900人以上の筋肉が突如意思を持ち独立行動を開始。炭水化物摂取を求め会場を徘徊した事態は、地元の筋肉警備員協会の出動により一時収束したが、被害を受けた参加者の一部は「三頭筋が言うことを聞かず、前夜からずっとエアスクワットしている」と困惑気味に振り返った。
SNSでも「腹筋がリズムを刻み過ぎて分裂」「ふくらはぎがアドリブで踊り始めて仕事にならない」など惨状が拡散中。「私の筋肉はまだ自我に目覚めていません」(皮膚科医・重浜ゴータ、46)、「筋肉暴走は分子レベルの自由意志の証左」(フィットネス・アクチュエーター協会理事・土門サラリ)のコメントなど筋肉哲学論争も白熱している。
主催する根橋ブライアンはイベント終了後、「筋肉と人間はいずれ完全体として融合できる。その先に真のフィットネスの夜明けがある」と筋肉詩を即興で朗唱。すでに来年は“筋肉主権大会”の開催も俎上にあり、“筋肉の逆襲”時代の到来にフィットネス界隈が騒然としている。
コメント
筋肉に自我があったら、もはや自分は乗り物なのでは?誰がダンスしてたのかよく分からなくなってきました…。
ちょ待てよ!俺の広背筋が今うずき出したんだけど!?ミオシン・パニック・スイング今すぐ動画で見せてくれー!!!笑
バズーカショーなのに被害はエアスクワット…筋肉主権ってことは未来は筋肉に支配されるのか?地味に怖い…。
筋肉がプロテインを降らせ踊り出し控えめに自我を持つ世界線、きっと納豆も自我持つ。納得。
次は『三頭筋独立国家宣言』希望www我が大腿四頭筋にも選挙権ほしい!!