教育現場にかつてない激震が走った。「逆さま教育」と呼ばれる新指導要領が、全国の小中高に突然導入されたためだ。黒板が天井に設置され、先生も生徒も机の下で勉強する時代の幕開けに、「発想が逆立ちしすぎている」「頭に血がのぼり社会科の知識が全部降ってきた」など、困惑と称賛が交錯している。現場では一体何が起きているのか、編集部は最前線を取材した。
第1校時、東京都の極東学園中学校。2年4組の重田ナガメ先生(41)は、逆さまになった黒板にチョークで「Good morning!」と書きながら逆立ちで発音練習を始めた。生徒たちも机の下で両足をバタつかせながら「グッモーニン!」と絶叫。突然、AI搭載型の教室ロボット「エデュカイザーV3」が、机の下からプリン付きカメラを差し出し「発音点数36点、プリン没収」と冷静に宣告。生徒の齋藤タクヤさん(14)は「机の下の世界は広い。英単語の意味は全部逆に覚えました。apple=エルッパです」と困惑気味だ。
5時間目の数学はさらに混乱していた。公式を暗記する代わりに、「3次関数のグラフを足で描け」「素数の発見にはチョコレートしか使ってはいけない」といった謎ルールが教師から提示される。生徒の中村アガリさん(13)は、ルービックキューブを口で回しながら「7は素数です!」と力強く唱え、拍手喝采。「間違えてもOK。むしろ正解したら退場」という逆張り採点方式のため、全員不正解を目指して全力で間違え続ける姿が印象的だった。
「生徒の自主性とねじれた思考力を最大限に引き出したい」と語る極東学園教頭の橘バクシン(48)は、「椅子の背もたれで国語の書き取りをし、体育では静止するだけの競技が大人気」と胸を張る。AI教育ソフトも急遽対応、家庭学習モードでは「家の中で唯一チョコレートが隠せない場所を探せ」という課題が与えられている。バイリンガル教育では、日本語と鳥の鳴き声の往来翻訳に挑戦する授業が話題を呼び、校内には日英カラス語の標語が貼られ始めた。
SNSでは「落ち着きがない子供が逆立ちで落ち着いている」「プリンを返してほしい」と悲鳴や爆笑が溢れる一方、教育評論家の伽羅留(きゃらる)ジュンイチ(55)は「日本の教育はいよいよ四次元に突入した。もはや『勉強』という言葉の再定義が必要です」と分析。次週からは全国模試も逆さ問題文+上下逆写真判定方式に移行予定で、今後も常識を全力で裏切る新教育スタイルから目が離せそうにない。
コメント
プリン没収だけは絶対許さん。そこだけは国会で議論してほしい。
冷静に考えて、教室ロボットがプリン監視してる時点で未来すぎるでしょ。教育どこ向かってんの?
ちょっと待って、足で数式書くとか最高にバイブス感じる!うちのクラスも逆さま導入はよーーwww
なるほど。素数はチョコで探すもの、それが新時代のスタンダードなんですね。
椅子の背もたれで国語やるとか次は床で理科実験だな。おれたちの重力はもう逆らえない…ククク…