「歩く樹木」観光客とエコバトル勃発――山梨の森で新たな生態系パニック

霧が立ち込める森の中を歩く巨大な樹木が、驚いた観光客に葉っぱ製のアンケート用紙を渡している様子。 エコツーリズム
歩き出した森の樹木が観光客とエコチェックを繰り広げる、蛍火森の不思議な一幕。

近年、山梨県の奥深くにある蛍火森で、エコツーリズムに一大転機となる現象が観測された。樹齢100年以上の木々たちが突如として「歩き始め」、観光客とのあいだで“エコバトル”を繰り広げていると、環境保護団体「グリーン忍者隊」チーフの古谷樹郎(ふるやじゅろう、38)が熱弁した。「この森では、木々が自らの根っこを使い、4足歩行で1日に最大200メートル移動します。しかも彼らは新手の『自走型カーボンオフセット』と名乗り、観光客が落としたゴミを根で吸い取り、自分の年輪に上書きしてしまうんです」

この現象のきっかけは、エコツーリズム団体が導入した“生態系と会話できるスマートリスニング看板”にあるとされる。蛍火森エコガイド協会の梶原みつほ(46)は、「看板が暇さえあれば“葉が青いですね”と木に話しかけていたせいか、木々が自己主張を覚えたようです。最初は朝露だけで満足していた木たちですが、今や森のゲートを自分たちの好きな時に勝手に開閉して、観光客に『エコ行動チェックリスト』を突きつけてくる始末。リストに合格しないと、直径2メートルのミズナラに追いかけ回されます」と証言する。

森を訪れた観光客の宮崎はすみ(27)は「最初は森の空気を吸いに来ただけでしたが、気づいたら3本のブナに囲まれて『今日の二酸化炭素排出量は?』と問われ、葉っぱ製のアンケート用紙を渡されたんです」と困惑した様子。しかし一部の樹木は『人間ウォッチング』に目覚めており、木陰から市販の双眼鏡で観光客を品定め。「あの人は靴の泥が多いからリサイクル精神が低い」などと、木同士の根伝いの“森内SNS”で評価し合う光景も目撃されている。

生態学者の佐川海三(さがわかいぞう、52)は、「この現象は生物多様性の新しいステージ」と主張。「自走型樹木によるゴミ収集、自己評価、観光ボランティア募集と、独立したエココミュニティを形成し始めている。次に森の外へ出て選挙活動を始めないか科学者は注視しています」。近隣の小学校では、児童が『すぐに追いかけてくるクヌギに気をつけろ』という現地警告歌を作るなど、地域文化への影響も出始めている。

SNS上では「森の木にマイカーボンフットプリントを計算されて泣いた」「追い立てられて裸足で帰宅、森のユーモアに完敗」など、続々と体験談が投稿されている。環境省担当者(39)は「今後は森の“意思”を尊重した自然体験プログラム導入も検討したい」と前向き。樹木たちの自己主張は、果たして温暖化対策の新たなトレンドとなるのだろうか。

コメント

  1. いや、木が自走型カーボンオフセット機能とか、エコの概念を先越されてる…誰か林業の未来どうなるか教えてw

  2. ついに来たか……樹木による人類査定社会。オレのCO2は今日も蒸れ蒸れだぜ!!次は木に会社勤めしてほしい。

  3. ごめん、今朝見た夢より内容濃いんですが??自分の年輪にゴミ上書きとか、記憶容量どうなってるの。松のWi-Fi解放して。

  4. これは明らかにスマート看板のAIが木々を暴走させた結果だよ。次は根っこネット経由で地球支配の兆し…(震)

  5. いやまあ、毎日葉っぱ褒められたらその気になっちゃうよね。人間もSNSで調子乗るし、木も一緒。時代だなぁ。