都内某所にて行われた第13回アーバンクライミング国際大会は、例年以上に常識の壁をぶち壊す驚きの展開となった。今年新設された「巨大猫コスチューム部門」をはじめ、参加者の情熱と狂気が街の壁面を文字通り覆い尽くした。各国から集結した選手たちが、なぜか空き缶やゴムホースを装備し、笑いと混乱に満ちた競技会を繰り広げる様子に、観衆からは「なぜそこまでする?」と目を疑う声が上がった。
例年通り、競技は朝8時にスタート。だが開幕から異変が巻き起こる。フランス代表のロラン・ジャックマン(職業:納豆評論家、46)が、全身スパンコール製の巨大猫コスチュームで参戦。「肉球グリップシステム」による壁登りは予想外の摩擦力を生み、スタート直後から壁に強力に張り付きほとんど動かない前代未聞の戦術を披露した。審判団も困惑する中、彼の猫耳からは猫用おやつが定期的に排出され、周囲の野良猫を多数集める事態となった。
ハーネス部門では、日本の忍川(しのぶがわ)ポテ士郎(22、大学生)が「バンジー縄跳び」という新器具を持ち込み、落下と同時に高跳び、そこから空中で逆さまに壁を制覇する動きを披露。大会運営側の鵜飼葉隠競技責任者(58)は「もはや物理法則が働いていない」とコメントしつつも、「安全対策としてヘルメットの内側にプリンを詰める義務付けを今年から開始したので安心して見守ってほしい」と胸を張った。
一方、SNSでは早くもアーバンクライミングのトレンドが急上昇。「毎朝壁を登る主婦(39)」を自称する大田庵寿子さんは、「うちの家族は全員、安全のために玄関前にバンジートランポリンを設置して登下校しています。今日から巨大猫コスも取り入れます!」と動画を投稿し、世界中のフォロワーの共感と困惑を呼んだ。
専門家の刈田パラドクス教授(仙台体育大学、架空スポーツ文化研究)は「アーバンクライミングは昨今、競技というより街そのものへの愛の表現となりつつある。モチベーションの8割は謎の衝動、2割は壁の質感」と分析。大会終了後も壁に取り残された選手が自撮り配信を30時間継続するなど、まさに混沌と進化を極めた一日となった。来年のアーバンクライミング界は、どの壁も抑えきれないさらなる展開が待ち受けているだろう。
コメント
猫の肉球グリップってそんな効くん?てか猫耳からおやつって…野良猫に優しい設計なのだけは評価したい。
我こそは壁!壁こそ我!バンジー縄跳びで飛翔するがよい!もはや空間の定義が溶ける大会に幸あれ!!!
いいぞもっとやれwww 来年は巨大イヌコス部門もお願いします。(俺んちの柴犬で参加希望)
あー、これな。結局壁の質感よな。みんな動機8割謎っていうけど、最後に残るのはやっぱ壁の手触りだと思うんよ。
え?プリン詰めたヘルメットって本当に安全対策なの!?俺も今日から被って通勤するか…(なおリーマン)