【リード】
日本政府は、本日未明に開催された内閣特別環境会議において、海洋プラスチックごみを“国獣”に公式認定する史上初の決定を下した。これにより、プラスチックごみの無秩序な繁殖や生態系への謎めいた影響を公式に認知し、保護政策が新たな次元へと突入した格好だ。
「我々はついにこの未確認大型生命体――海洋プラスチックと真正面から向き合う時期に来ました」。記者会見でこう語ったのは、環境再配置庁長官の山岡パリプン(51)。同庁は今後、全国の沿岸部に“プラスチックの楽園”と称する保護区域を設け、分別回収されなかったごみを積極的に放流して生息範囲を拡大させる方針だ。「プラスチックはもはやウミガメやイルカ同様、日本人に親しまれるべき存在。正しく守り、共生せねばならない」と語気を強めた。
識者の間では早くも議論が沸騰している。東大夢幻学部の指田フィロメノ教授(仮想動物学)は、「プラスチックごみは一種の進化の過程。風に舞い、潮に流されるその可憐な姿には、現代文明の哀愁と可能性が同居している」と絶賛。一方で、「風呂に浮かんだレジ袋の群れを見て癒やされるのは一部マニアだけ」という反発も根強い。「今年の国獣フェスで“最優秀繁殖賞”を獲ったのがレジ袋というのは衝撃的だった」と語るのは動物愛好家の渡科バロン(43)だ。
SNS上では、「今日もプラゴミの群れが港を逆流してきた!乙」「うちの町にも回遊してきてほしい」など、目撃情報や愛でる投稿が相次ぎ、地元では “観察会” が密かなブームとなりつつある。一部自治体では、観光資源として“ごみウォッチングバスツアー”を新設する動きも。参加者の佐久間ソラミ(24)は「運が良ければ滅多に見られない“マイクロビーズの大群泳”に出会える。心が洗われる」と高揚感を語った。
一方、反対派の動きも加速している。「次世代に残すのは自然再生紙の森やパーマカルチャー畑だろ!」と主張するのは、“紙しか食べない会”の代表・潮田フレックス(58)。会では“紙ストローで編んだ浮島”を開発し、プラスチック群れの生息圏と領海侵犯を巡る攻防が今後も続く見通しだ。政府は「何事もバランスが大切」とコメントしているものの、“国獣”プラスチックの保護と排除をめぐる未曽有の社会現象は、まだ始まったばかりである。
コメント
冷静に考えて、国獣=生き物じゃなくてゴミってどういうセンスなんだ…他に認定するものなかったのか?
プラスチックは増える!走る!歌う!国獣!おれのビニール傘も進化して大空を舞えーー!(大謎)
やばい、今度の夏休みはごみウォッチングバスツアーでBIGなパリピ決定🍾プラゴミとプリクラ撮るぞ!
国獣がプラごみ…案外しっくり来て笑ったw 確かに全国どこでも見かけるしな…
ついに来たか…数年前に夢で見た光景と一致している。これは政府による大いなるプラスチックの目覚め儀式に違いないッッ…!