現職候補、開票所で投票用紙を完食したが落選 未知の集計ソフトが悲鳴

開票所で赤いネクタイの中年男性が大量の投票用紙を豪快に食べている様子が、驚くスタッフや飛び散る紙とともに生々しく写っている。 選挙
投票用紙を完食する候補者を取り巻く混乱の開票現場。

全国を震撼させる超常選挙サーガが、今度は選挙区51区で巻き起こった。現職の国会議員、間久里喜之助(54)は、開票所にて自らの得票が心許ないことを察知すると、突如として開票立会人らの制止を振り払いつつ、自分の得票と思しき投票用紙束を丸ごと完食。前代未聞の“投票用紙完食型落選劇”として、永田町を奈落の底へとたたき落とした。

選挙管理委員会によれば、間久里候補は開票所に入場するや、赤いネクタイを一閃。「これは未来への投資だ」と叫びつつ、高速咀嚼能力を発揮。17分12秒でおよそ500枚の投票用紙を完食する暴挙に出た。用紙は弘法紙に特製ヨーグルト風味を沁みこませたとされ、耐えがたいがうっすら美味だった模様。現場に居合わせた地方公務員(38)は「一口目で文字が消え、三口目で選挙制度そのものが消えかけた」などと証言。SNS上では『選挙は飲みもの』『次は箸で』などの声が飛び交い、#咀嚼集計トレンドが瞬時に爆発。

さらに事態を複雑にしたのは、今年から導入された次世代集計ソフト「VOTEくるズⅩ」。AIベースで、投票用紙の数や匂い、そして“咀嚼音”までもスキャンして票数を自動算出する設定だったが、間久里候補の高速咀嚼にシステムが錯乱。1票ごとに悲鳴のようなエラーメッセージを表示し続け、午前2時にはプログラム自体が「ごちそうさまでした」と叫ぶ異例のバグが発生した。この結果、開票作業は混迷を極め、最終的に候補者本人から『胃の中をもう一度数え直すべき』との主張まで飛び出した。

一方、同時選挙区で旋風を起こした女性候補、小貝田ニコ(32)は、選挙演説で自身の政策を全て「おにぎりの具」にたとえて説明。「海苔がなければ平等なし」「ちりめん山椒はインフラ整備」とユーモア満点に語り続けた。結果、無効票を装った“謎の酢飯票”が大量発生。専門家の鯖江晋作氏(選挙物理学者)は「21世紀型選挙の混乱は加速度的にナンセンスだ」と分析した。不正疑惑などの声も一部あがったが、選挙管理委員会は『食べたものは元に戻らない』の一点張りで取材をかわした。

SNSや市民からは『今後は投票用紙を食べられない材質にせよ』『噛み切れない候補を推したい』など、さまざまな声が寄せられる事態に。なお間久里氏は記者団に対し「次回は飲み込まず咀嚼で勝負する」と再挑戦の意欲を示した。民主主義の神髄が胃袋に消えた日、政治の新たな局面を開いたことだけは間違いない。

コメント

  1. いや、どんなに未来への投資でも500枚食う前に誰か止めてくれよ……てか咀嚼音で票カウントするソフトって発想、誰の胃から出てきた?

  2. 俺も昨日レシート全部食べたら財布の残高が爆増する夢見たから、間久里氏は間違ってない。VOTEくるズⅩも腹からアップデートしとけ!

  3. 投票は飲みもの。民主主義は食べもの。次はソースで味変よろしくぅ!!#咀嚼集計 #胃袋デモクラシー

  4. つまり我々の一票もいずれ完食され、電子胃袋に集計される時代が来る…となると箸で一口サイズにして投票したいですね。

  5. ああ、なんか分かるわ〜。食べたものは元に戻らないって昔から言うもんね。政治家も消化が大事なんやねぇ。