【大会会場には恐怖の静寂が広がった――。全国柔道怪奇選手権で、巨大な巴投げ型モンスター『トモエ・ノヴァ』が土俵に乱入し、約100名の審判と一部選手が一斉に逃走する騒動が起きた。武道の精神「礼」をめぐり、現場は謎と混乱が渦巻く。】
全日本柔道怪奇選手権の決勝戦、柔道家の濱谷直太（21）とプログラマーの水室深雪（32）が一進一退の攻防を繰り広げていた最中、会場が突如暗転。巨大な巴投げの形状をした怪物『トモエ・ノヴァ』が場内中央に出現した。目撃者によると、怪物は「うおお…巴投げえ…」と連呼しながら回転。その勢いで観客席の椅子35脚と公式記録ノート12冊を宙に打ち上げ、審判団が全員逃走モードに突入した。
現地関係者によると、主要審判の九重万作（年齢非公開）は「初めて投げられる側の気持ちがわかった。足が震えて礼をするどころじゃなかった」と自らのTwitterで通報。一方で、逃げ遅れた弱小審判2名は、トモエ・ノヴァが丁寧に腰を落とし「礼」をして接触したため、逆に感動。「怪獣も礼を重んじる時代」と感想を語っている。
専門家筋からは本怪獣の存在そのものに賛否が広がる。柔道神秘学会・副会長の旗所秀基博士は「彼ら（怪物型巴投げ）は畳の摩擦係数と審判の動揺エネルギーに寄生して現れる」と見解を示した。一方、畳クリーニング業協会の春野光平朗会長は「一部で畳5面分がねじれ逆回転し、畳ドーナツなる真空地帯が発生した。想定外」と被害を訴えた。
SNSでは会場映像が拡散。『#巴投げ怪獣』『#怪獣も礼』がトレンド入り。柔道部員の土川有梨（16）は「私たちも礼の心を忘れず、明日から怪獣に投げられたい」と夢を語る一方、「バウンドして宇宙に飛ばされないか心配」の声も。大会本部は「怪獣乱入も想定内。来年からは怪獣専用審判を配置する」と、さらなる混乱を予告した。
終始混沌とした現場では、全審判員にバウンド防止用の小型たくあんが配布され、得体のしれない怪力と伝統の『礼』が奇妙に融合した大会として歴史に刻まれることになった。巴投げ型怪獣は、最後には巨大な正座ポーズで畳に消えたという。現場ではいまだにタコ焼きの香りが消えないままだ。
コメント
いやいや、審判100人逃走ってw どれだけビビり多い大会なのよ。モンスターが礼する世界線、どこ！？
よし、明日からうちの体育も巴投げ型モンスター導入な。生徒会長が正座で宇宙に消えるまで礼をし続けてほしいゾ。
怪獣も礼…なるほどなァ〜 ぶっ飛び過ぎて逆に納得しちまった。時代は怪獣リスペクト。
やっぱり畳ドーナツ発生は政府の陰謀。怪獣と審判の共謀だろコレ。小型たくあん＝GPSマイクロチップ確定。
トモエ・ノヴァに投げられて宇宙DASH！ワイもバウンド防止たくあん持って参戦したい。#怪獣も礼でバズる未来見えた🙌