名古屋市中心部の和食店街が、突如として押し寄せた“折り紙ツナミ”に包まれ、現場が騒然となった。折り紙ツナミとは、紙で折られた無数の動物や人物が津波のように波状を成して街へなだれ込む新種災害で、目撃者は「まさかエビの折り紙に八つ裂きにされるとは」と語る。SNSでは「和食の町が壊れるところが見たい」「寿司ネタの逆襲を止めろ」といった声が飛び交い、各方面の専門家も見解を示し始めた。
和食店オーナーの今井白米(45)は「最初は厨房で箸袋を折っていたら、突如カウンター越しに巨大な折り鶴が出現したんです」と振り返る。その後、折り紙で作ったイカやタコがリアルに動き始め、さらに和食の看板メニューである寿司ネタが自我に目覚め、店内のBGMで流れていたJ-POP『サカナズマイル』に合わせ合唱を始めたという。それに驚いた店員たちはシャリを投げ出し、客は大混乱のうちに脱出せざるを得なかった。
自然災害研究者の庵田梅之助(61)は、この現象について「紙が大量発生し折紙が自律的に結束した場合、本来の物理法則を離れ、寿司に音楽的才能が宿る現象が発生する」と説明した。また、折り紙の生態を30年以上研究する折紙美術館の舘野啓吾(54)によれば、「J-POPが流れる環境下で折られた折り紙は流行歌に強く反応しやすく、特に巻き寿司型はリズム感が抜群です」とのことだ。
一方、現地の人口減少が背景にあるとの指摘も。地元民の大森きぬ子(78)は「若者がみな都市から消え、残されたのは寿司ロボットだけ。寿司が次に選挙に立候補するんじゃないか心配」と語り、町内会は既に折り紙災害対策教室を週3回開催。「次に折り紙河童が出たら全町民で食すべし」という謎のルールまで設けた。なお、食べられた折り紙生物は翌朝になると原材料の紙に戻ることが判明している。
SNSでは巻き寿司がセンターを務める“スシーズ”のライブ動画が拡散。「寿司たちの圧倒的パフォーマンスに泣いた」「もう人間いらんやろ」など、応援のコメントも続出。町内ではJ-POPを歌う折り紙寿司に誘発された次世代型防犯対策として、紙以外のシャリ製造が検討されている。今後、ツナミ型折り紙災害が近隣県にも拡大する可能性があり、紙媒体への過剰な信仰心が問われている。
コメント
そもそも寿司が自覚を持つ前に、なぜ折り紙の津波が発生するんだろう。紙の供給元はどこ?
俺も昨日コンビニでおにぎりが『負けないで』熱唱しはじめたから危なかったわ。次はラップ寿司希望
うん、もう驚かない自分が怖い。次は折り紙ラーメンが踊り出すのかな。
スシーズのライブ無限リピート中🍣紙で涙ふいてます。俺たちのシャリは永遠!
やっぱりこれ全部、裏で古紙同盟が動いてるでしょ。紙媒体信仰には気をつけろって婆ちゃんも言ってたし。