町内会、32メートルの巨大手巻き寿司で合併—隣町との境界線が消滅中

巨大な手巻き寿司を境界線上で町民たちが協力して転がしている様子。 地域交流
青森県と秋田県の境界線上に現れた全長32メートルのメガ手巻き寿司を町民が共同で作り上げる瞬間。

地域交流の新時代が幕を開けた。青森県と秋田県の県境で開催された前代未聞の『超絶・合併的手巻き寿司フェスティバル』が、隣町同士の境界線を文字通り“巻き込み”消し去る騒動に発展している。全長32メートル、重量2.7トンの『メガ手巻き寿司』は、実際に地域の境界線上を転がされ、町と町の垣根を「すし飯」と「海苔」で物理的に埋め尽くした。

大会主催の町内会長、糸井巻男(58)は「ずっと境界で揉めてきたが、寿司なら自然と皆が寄ってくる。もはや引力だ」とコメント。町民たちは朝7時から協力して米150升を炊き上げ、地元有志の漁師13人がマグロとタコの切り身をなだれのように投入。開始30分後には、いつの間にか地形が変わり、秋田側の公民館が青森側に移動していたことが判明した。

新設された“すし境界線”は、その後、通学中の小学生50名によって踏み潰され、海苔の破片と漬物だけが道に残った。当日会場では、自称寿司専門家の葛城ロール博士(42)が「寿司の長さ比例で町の仲が深まる理論」を発表。博士いわく「境界が寿司になると、すし酢の香りで人々の心の壁もふやけ、あとは自動的に一体化が起きる」と持論を展開した。

SNSでは『自宅が酢飯の中に埋没した』『引っ越し作業が手巻きの中で完結した』『すしネタで町議会選挙』などの報告が続出。イベントスタッフの主婦グループ“のりまき隊”代表・草壁梅子(38)は「新たな境界争いの解決策が全国へ波及してほしい」と意気込む一方、酢飯に足を取られて自転車で転倒する被害も多数発生。救急隊員(仮装:たまご焼き)は「海苔がブレーキの役に立たなかった」と語った。

フェス終了後、残った寿司の一部は未確認生物“タマキ―”により夜間中に持ち去られるという怪事件まで発生。同県の観光協会は「異次元交流で町ブランドが広まれば」と前向きにコメントしている。しかし、現在も住民登録の境界が米粒単位でズレ続けており、行政は『境界を食べてしまった場合』の法律整備を早急に求められている。

コメント

  1. いや境界線だけじゃなくて物理的に公民館まで移動しちゃうの草。次は何を巻いてくれるのか期待しかないw

  2. 冷静に考えて、町の合併が寿司で成立する社会ヤバすぎでは?行政どうやって対応すんだ…

  3. なるほど…寿司が長ければ長いほど平和になる……じゃあ私は地球一周手巻き寿司理論を推します。ノーベル平和寿司賞待ったなし。

  4. 自転車で酢飯に突っ込む日が来るとは想定外だった。あと未確認生物タマキ―は俺の親戚です。

  5. 小学生50人が境界を踏み潰して漬物だけ残る…世界ってきっとこうやって広がるんだなって不思議と納得しました。