国会議事堂上空を縦横無尽に舞う“イカ型スーツ”の議員たちが話題をさらう中、飛行イカ党が衆議院で単独過半数を達成したとの速報が全国を駆け巡った。既存政党の支持基盤が崩壊し、吸盤付きマニフェストを手に踊る新勢力の登場に、永田町と市民社会は激震している。
新勢力・飛行イカ党は、党首の津波井アオキ(42)が「地上を飛び越え、空から市民の声を聞く」をキャッチフレーズに掲げ、誰も理解しきれない政策を次々と提案。党是は「軟体的運営」とされ、その実態は議場の天井を吸盤で歩くパフォーマンスに象徴される。立憲民主党をはじめとする従来の政党が「飛び道具すぎる」と困惑する一方、支持率は非可食動物愛好家や天文学者の間で爆発的に上昇した。党所属の議員に求められる条件はただひとつ――30秒間のイカポーズ飛行を達成できること。人間と見分けがつかないイカ型ロボット議員も今や12名を数える。
衆議院本会議では、与野党入り乱れての「イカ墨討論」が展開中だ。飛行イカ党は代表質問時に一斉に体を黒く染め、要点がまったく判然としない答弁を繰り広げるという。“透明予算案”や“ハイパー潮流マニフェスト”など不可視政策の採決では、立憲民主党の小泉ヒトフシ(39)が「もう何も見えない…」と困惑コメント。議長の佐鍋ツナミ(59)は「議事進行がインクで見えなくなって困る」と涙ながらに訴えたが、与党議員の一部は「空気が読めるのではなく吸い取ってしまう」と一定の評価を示す。
SNSには《議会で空中戦とは想像の斜め上》《僕も吸盤付き靴がほしい》といった投稿が殺到。政治評論家の飯海ベニオ(53)は「無重力民主主義の到来。重力束縛から解放された政治決定が社会規範を一層不可視化する」とノートPCを逆さに構えて分析した。一方、保守派住民からは「イカに日本の未来は任せられぬ」「夕飯の刺身を思い出して議論が頭に入らない」と苦言も漏れ聞こえる。
今後、飛行イカ党は「全国海底オフ会」「市民全員吸盤支給案」など想像世界の彼方を行く政策を掲げ、さらに支持基盤を拡大する構えだ。なお、同党のマニフェスト原本は水槽内に封入されており、誰も全貌を読めていない。異次元の政治バランス、そして日本民主主義の“真水”がどこへ流れるのか、注目はイカがものとなりそうだ。
コメント
吸盤付きマニフェストって何。あとイカ型スーツいる?冷静に考えて政策ぜんぜん説明されてないの草。
ピーピー、コー!!イカが空を舞う時、日本は海に沈む!?イカポーズは宇宙への合図、イカ墨討論で時代を黒く染めろォォォォ!!
ちょw飛行イカ党爆アツwww 俺も今日から吸盤で移動して会社行くわ、まじニューウェーブ!!!
まあでも、重力に縛られない政治って、確かに新しい気はする。いや、誰もついていけないだけかもしれないけど…
裏でスルメ連合と取引してるの隠してますよね?イカロボ議員はAIの陰謀!真水の行方を見失ってはいけない!