今年の最新ファッショントレンドは「カニが人間を着る」スタイルに決定

巨大なタラバガニが人間のモデルを包み込むようにランウェイを歩き、観客が驚いた表情で見守っている様子。 ファッションスタイル
カニが人間を着る奇抜なルックが、ランウェイで圧倒的な存在感を放つ。

ファッション業界に激震が走った。今季のグローバル・ランウェイを最も沸かせているのは、人間が洋服を着るのではなく、“カニが人間を着る”という前代未聞のスタイルだ。モデル界の新星、桔梗アルハンブラ(23)は、巨大なタラバガニに頭からすっぽりと包まれてランウェイを闊歩。そのシュールな光景は、現地からの配信がサーバーを一瞬でクラッシュさせ、SNSでは「#ハサミからこんにちは」がトレンド1位に躍り出た。

新トレンドの発信源は、ファッションコレクティブ『SLASH&CLAW(スラッシュアンドクロウ)』のメインデザイナー、四十万ゴドファー(47)。彼は先日の記者会見で「人間は服を着るが、服だって着られたい。だったらカニに人間を着せればいい」と発言し、場内の全員が数秒間沈黙したのち、納得した表情で一斉に拍手したという。最新コレクションでは、殻の内側にビーズ刺繍やヴィンテージのボタン、フリル付きの触覚があしらわれており、ユニセックスでの着回しが可能。カニ側もエフォートレスに人間を着こなせる設計になっている。

実際のランウェイでは、会社員(55)や小学生(8)が次々とカニに着られて登場。なかには逆さ吊り、横這い、寄生スタイルなど、あらゆるバリエーションが見られ、観客の度肝を抜いた。会場の空気を読みすぎるインフルエンサー、菊地ブルータス(32)は「カニの抱擁感がたまらない。人間でいることの脆さもファストファッション的に脱ぎ捨てられる」と語り、呉服屋店主の速水きわど(61)は「甲殻類のアップサイクルが進むだろう」と意外にも前向きコメントを寄せている。

ただし一部では懸念も浮上。モデル事務所『エア・ポーズ』の管理栄養士部門チーフ、三浦ジャベリン(40)は「塩分の摂りすぎに注意。カニ殻アレルギーが流行りだす予感がする」と警鐘を鳴らす。インターネット上では早速“カニに着られる体験”ツアーや、“道端で着用されかかった時の正しい対処法”講座が人気を集めている。

ファッション評論家の紫堂ネルソン(54)は総括する。「カニに人を着せることで、人間の枠そのものがエフォートレスになる。まさに21世紀的発想。」果たして、今後はエビやイカなど他の海洋生物による『逆着用』が社会現象となるのか。「今年の夏、あなたもきっと一度はカニに着られるでしょう」——そんな予想がやや現実味を帯びてきた。

コメント

  1. 冷静に突っ込むけど、二足歩行できるカニってどこで手に入るの?しかもユニセックスとか着回し力高すぎて笑う。

  2. オレ昨日ウーバーイーツで包まれた時もカニに着られてた説出てきた。もう服買う金でカニ鍋したい。#ハサミからこんばんは!

  3. 人間の脆さを脱ぎ捨てる(物理)は斬新すぎる。だが私は見てしまった…昨夜、横断歩道でカニと目が合った瞬間、すでに着られていたことを……

  4. あ、なるほどね。最近肌寒かったのはカニが人間を温めるためだったんだ。妙に納得しちゃった自分がこわい。

  5. こ、これがポストコロナの“ニューノーマル”なのか…!? 次はイカか貝に着られる覚悟しときます!通勤定期にカニ除け機能つけてほしいw