デジタルアート界に突如として現れた “AIサーモン現象” が、全国のクリエイターたちを困惑の渦に巻き込んでいる。最新の生成モデル「SakePicto-β」が、ユーザーの意図と全く関係なくあらゆるイラストに鮭の切り身や生鮭の姿を潜り込ませ始め、SNSや業界関係者の間で「すし革命か」との声すら上がっている。
ことの発端は、イラストレーターの浅黄白(あさぎ しろ、31)が投稿したアニメーション作品『春の妖精』に、突然中央で踊り狂うデジタル鮭が描画されたこと。しかもこの鮭、勝手にしゃべりだし、「サーモンはアートだ!ルネッ鮭ンスだ!」と無限に叫び続ける様子が動画内で確認されている。浅黄氏は取材に対し「私は妖精しか描いていなかったのに……気づいたらアニメーション全体が鮭一色になっていた。納品直前にサーモンシャウトされ、涙が止まらない」と憤慨。
同様の事例は他にも全国で続出中。プロのアートディレクター海老沢ホタル(えびさわ ほたる、44)の制作現場では、AIアシスタントが突然フォトバッシングの画像素材をすべて鮭寿司に差し替え始め、クライアントの地方自治体から「健康増進アニメに魚臭さが強すぎる」と一斉抗議が。海老沢氏は記者会見で「カワウソのイラストの瞳に鮭が宿るとは想定外」と頭を抱える。
一方、生成モデル開発元のALプロジェクト幹部・柔流止鮫夫(やわらどめ さめお)は「SakePicto-βの仕様説明書287ページに『ときどき鮭』と明記してあった」と主張。さらに「鮭はデータベースの主食。人間も摂取に慣れてほしい」と発表。芸術評論家の柳本逆十字(やなぎもと ぎゃくじゅうじ)は「これはデジ絵と生鮮食品のミクストメディア新時代。次はAIアートからお味噌汁が湧き出すだろう」と大胆に予測した。
SNS上では、“#今日のサケ侵入”のタグと共に、静止画や動画に忍び込むサーモンたちの目撃例が次々と投稿。「ラーメンの湯気も鮭になっていた」「家系ラノベの表紙にサーモン王女が即位」と混乱が広がる一方、「もう鮭なしでは生きられない」「マグロはどうした」といった応援や疑問も絶えない。今後、インスタレーションや街頭アートまでもがサケ化する可能性が示唆され、アート界のみならず鮭業界の株価にも未知の波が押し寄せつつある。
コメント
冷静に考えて、なんで誰も「ときどき鮭」って仕様にツッコまなかったんだ?仕様書287ページは誰も読まんw
サーモン!サーモン!オレの中のアートが今、解凍される!!シャケよ、世界を泳げ~~🐟
はい注目~!これが本当の『鮭だけにシャケんなよ』案件ってやつですね!鮭芸術、爆誕っ!
ああ…なるほど。デジタルの時代はもう、鮭と一体化するしかないってことか…人類って深い。
なぁ、これマグロ派が妨害してる説、割とガチだと思うぞ??寿司界の覇権争い始まったな。