バッグを着る新トレンド勃発!袋詰めファッション集団が世界を席巻

新宿中央公園で全身に多種多様なバッグを身につけて歩く若者たちの集団の周りに、驚いた人々が注目している様子。 ファッション
『ルーズバッグ族』がカラフルなバッグファッションで街に登場し、通行人の視線を集める。

「もう服の時代は終わった。俺たちはバッグを着る!」――そんな宣言とともに新宿中央公園に出現したのは、全身様々なバッグに詰め込まれた男女20人の集団。その名も『ルーズバッグ族』。今や街を歩く人々の眼差しは、彼らのファッションに釘付けとなり、SNS上では「次世代のオシャレとは何なのか」と激論が繰り広げられている。

これまでバッグといえば持つものだった。しかしファストファッションの著名誌『FASHION FUTURE2000』で連載を持つ評論家・久遠サトル(36)は、この動きを「既存の常識を大きくぶち壊した瞬間だ」と位置付ける。ルーズバッグ族は市販のトートバッグ、ナップサック、時折スーパーのレジ袋まで活用し、全身をパズルのように詰め込んで出歩く。代表の灰原ミネト(24)は次のように語った。「僕は昔から窮屈な服が嫌いだった。だからバッグに全部入れば、着替えも靴も何でも持ち運べて便利。今朝も電車の網棚に載せられかけたけど、それもまたファッションの一部です」。

その光景は街に騒然たる波紋を広げている。東京・原宿のショッピングストリートでは、バッグを着て歩くルーズバッグ族と、従来のストリートスタイルの若者が遭遇。双方がジッパーを高速で開閉することで意思疎通を試みる、いわゆる『ファスナー言語バトル』が勃発。警備員の神木ケンタ(52)は「5分でチャックの開け閉め音が200回聞こえた。最初、宇宙人同士のコンタクトかと思った」と振り返る。

ファッション業界も混乱を隠せない。アパレルショップ『ナゾセーヌ』では、バッグ売り場が先月比400%の売上増となった一方、服売り場は客足ゼロ。「このままいくと店内から服が消えるのでは」と店長の猪俣カマル(41)は危機感をあらわにする。さらにバッグメーカーの公式応援キャラクター『トートン』も自身の持ち場を主張して人間サイズのビッグバッグに立てこもる騒ぎになった。SNSでは「明日こそ家ごとバッグで登校」「姉が3日帰ってこないと思ったらママのエコバッグから出てきた」など報告が相次いでいる。

専門家の間でも意見は二分している。ファッション心理学の大家・絹川エン(68)は「人は元々ポケットやカバンに秘密を忍ばせてきた。いずれ社会全体がバッグの中に収束する可能性も無視できない」と警鐘を鳴らす。一方で哲学者・北風リゼット(59)は「人がバッグに入ることで自我もまたパッキングされる。ファッションの自己表現は、今やバッグの形に委ねられた」と新潮流を歓迎。先週末には、全身バッグ姿のモデルによる『第二回 人類収納ショー』も開催され、観客の9割がクロワッサンと水筒のみを持参して注目を集めた。

もはやバッグは持つものではなく、包まれるもの――。近い将来、教科書の「衣服」の欄には「バッグ(着用可)」と記載される日も近いかもしれない。

コメント

  1. 冷静に考えて、電車の網棚とファッションが融合する時代が来るとは…しかもチャック音で会話って、これファッション誌追いつけてますか?

  2. 俺はすでにスーパーの袋で三日間過ごした。次は家ごとバッグに収納される未来待ったなしッッ!!

  3. やばい、ルーズバッグ族に弟が取り込まれて帰ってこないwwそろそろうちのリュックも自己主張しだしそうで怖いw

  4. うーん、まあ昔から人類は布に包まれてたし、次はバッグで包まれるのは…進化の必然……なのだろう…?

  5. えっ、ファスナー言語バトルからの収納ショー!?次回は是非、ボストンバッグ選手権やってください!!(クロワッサン持って応援いきます)