国家安全保障会議、ハトによるミサイル防衛網を正式採用 大空の同盟発足へ

土砂降りの官邸前で、防衛長が立つ中、無数のカラフルなリボンをつけたハトたちが空を埋め尽くし飛行している様子。 安全保障
ミサイル迎撃任務に就くハト部隊と防衛長が土砂降りの官邸前で並び立つ印象的な光景。

【リード】
国家安全保障会議は、突如として発表された「大空の防衛同盟」構想の一環として、全国のハト約370万羽を「ミサイル迎撃防衛隊」として正式に採用することを決定した。ハトたちがミサイルを識別し、物理的および心理的圧力で迎撃を試みる新方式だが、その可否を巡り国内外で激震が走っている。

前代未聞となるこの発表は、会議翌朝、官邸前で土砂降りの中を佇んでいた防衛政策長・瑞浪クリストファー氏(47)が「ついに人とハトの真のパートナーシップが始まる」と勇ましく宣言したことで明らかになった。一読して理解不能な「大空の覚書」には、地上から飛翔する迎撃を完全自律化し、万が一ミサイルが進入した場合は『ハト合唱戦術』による威嚇と『三段くちばしアタック』の同時多発を推奨すると記されている。

新防衛網システムの中核となるのは、全国の公園・神社・駅前広場で生息する“ベテラン・ハト部隊”および、近隣諸国からの友好使節ハトで構成される混成連合だ。ハトたちには最新型のGPS付リボンが首に巻かれ、ミサイル飛来時には各羽がAI音声ナビに従い隊列を自動編成。「あらゆるミサイルは羽音と鳴き声で混乱、失速し、墜落するだろう」と同会議所属の空域運用アナリスト、楠木ジョセフ氏(35)は自信を覗かせる。

一方、外務省筋は慎重な姿勢。「ハトの国際領空飛越権をどう取り決めるか、諸外国との摩擦が懸念される。特になぜカラスではなくハトなのか、外交的説明責任も問われる可能性がある」との声も。だがSNS上では『ハトの英雄譚』が爆発的に拡散。「これぞ真のピースフル・ディフェンス」「ハトが防空識別圏の主役になる時代」など好意的な投稿が相次いだ一方、「パンくずミサイルには弱いのでは」「T字路で迷子になる隊列を迎撃とみなしてよいのか」など懐疑的な意見も目立った。

なお、各国との共同演習では、参加したフランスの“エスカルゴ師団”やペルーの“アルパカ近衛隊”との無通信協力が議題となり、今後国際的なハト優位枠組み協定“PIA(Pigeon International Alliance)”の締結交渉も進められる見通し。政策推進本部は「近未来、外交文書のやり取りも全てハトに委ねる」と発表済みで、すでに外務省前に巣作りを始めたハトの目撃情報が相次いでいる。

「頼りない?…それが平和なんです」と話す隊員見習いハト、コードネーム“フクシマ・ウイング”は、昨日も警視庁前の像の上から静かに周囲を警戒していた。

コメント

  1. いやいや、ハトがミサイル迎撃って、どこの令和のピースウォリアーズ!?パンくずで作戦失敗しそうな予感しかしない。

  2. 我が家のベランダ陣地にも昨日ハト偵察兵が来ていた。すでに国家パトロール網は稼働している。すべては予定通り、ネオ空中戦の幕開けだ…。

  3. やっぱり時代はAIハト部隊!鳴き声でミサイル混乱させる発想に脱帽w 次はスズメ暗号部隊も採用してほしいです!!!

  4. ふむ…なぜカラスでなくハトなのか。ハトにだけ許された空の秩序、そこに真の国際協調のカギがある…納得しかない。

  5. PIA発足…世界は今、ピジョンに託された!だがエスカルゴ師団とアルパカ近衛隊…次はタコの特攻舞台が来るに違いない。俺たちの時代だッ!