ゼロエミッションを徹底追求することで有名な静岡県パナミ市で、牛約27頭が突然宙に舞い、地球の重力を離れ宇宙空間へ消失するという奇怪な事件が発生した。専門家や市民が混乱するなか、“CO₂幽霊”の存在と新たな温室効果ガスの謎が議論を巻き起こしている。
地球有数のゼロカーボン政策先進地として名高いパナミ市。市のCO₂排出量はすでにマイナス37.5トン/年を記録しており、住民は息を吐く際も一度吸い込んだ空気よりCO₂を減らす訓練を受けている。市役所の屋上には吸引型電動雲(通称:エレクトロクラウド)が常時ホバリングし、空気中の分子すら余すことなく回収。“最先端ゼロエミしま町”を掲げるこの町で、突如大気に異変が発生した。
「午前11時37分、牛舎の屋根がガタガタ揺れ始めたんです」と語るのは畜産業のサルカワ・ポンジ(39歳)。「牛たちの背中が徐々に透け、そこから緑色のCO₂幽霊がヌルヌルと浮き出し始め、それを追うように実体の牛たちも空中へリフトオフ。残されたのは牛模様の影だけでした」――事態を目撃した市民は誰もが唖然。市役所の大気ゼロ課では、緊急で“CO₂幽霊”専門家による百人会議が招集された。「CO₂幽霊の物理法則は概ね無視できるが、ゼロを超えた排出量が幽霊成分として強まり、特に反重力と結びつく場合がある」と超科学環境学会会長・ノリヤマ九段は解説する。
一方、SNSでも事件は騒動を呼んでいる。X(旧:ツイッター)では“#牛が宇宙” “#CO2幽霊”がトレンド入り。「母が洗濯物を干そうと窓を開けたら、牛が『また会う日まで』と言い残して飛び立ったらしい」「次は役場職員もサービスで舞ってほしい」といった目撃談や要望が噴出。近隣小学校では「CO₂のおかわり体操」「ゼロエミうちわ舞踊」など、突発的な関連カリキュラムが急増した。
さらに森林組合のチズル・アルファン(27歳)は、「CO₂幽霊が原因で残業が減ったのは評価したいが、今度は草がヒゲを生やして空気清浄機に擬態し始めた」とコメント。この影響で市内の草原には“空気清浄草(エアリシア)”が大量発生し、観光名所に変貌。エコツアーガイドのホリキ・マコト(58歳)は、「幽霊牛探索ツアー」の開催を表明しており、「ついでにCO₂幽霊のサイン会を希望する」と意気込む。
なお行方不明となった27頭の牛は、翌朝6:08、木星の軌道付近で反重力遊泳の様子が観測衛星により確認された。パナミ市役所は「環境技術の進歩による小さな誤差」と公式コメントしているが、住民の間では「次は自分たちが浮かないように靴下に鉛板を縫い込むべきか」と議論が始まっている。
コメント
市役所の公式コメントが“ちょっとズレただけ”で済む話なのか? 血迷いすぎてて逆に安心してきた…
ウチの冷蔵庫のヨーグルトも昨日から緑色なんだけど、それCO₂幽霊関係あるん?あと最近オタマジャクシも浮かびそうな予感。
牛が宇宙行くなら俺も連れてってくれ!CO₂おかわり体操マスターしてゼロエミ星目指すぞ!
なるほどね。CO₂を減らしすぎると草にヒゲが生えて清浄機になるのか~。やっぱ理科は奥が深いわ…
これは政府の陰謀だにゃ!CO₂幽霊に見せかけて実は木星牧場計画が始動している…27頭はその先遣隊だ。私はすべて知っている。