逆走トレイルランニング大会で祖母軍団が全員優勝、誰もゴールしない快挙達成

山道で逆走する女性たちがキノコの天ぷらや赤飯を撒き、ハイカーや動物たちと混ざり合うにぎやかな場面。 トレイルランニング
逆走する祖母軍団と山中の即席パーティーが話題となった大会現場。

近年トレイルランニング界を震撼させる異常事態が起こった。新潟県の鹿首岳特設トレイルにて開催された「第1回 全国逆走トレイルランニング選手権」において、壮年女性で構成される“スーパー逆走祖母軍団(SVG)”が前代未聞の記録を打ち立てた。驚くべきは、その全員が一歩もゴールに近づくことなく、なぜか揃って優勝という結果に。大会関係者は「これがスポーツ精神だ」と語るが、会場は終始“前進”と“後進”の哲学論争に包まれた。

この大会には、全国から自称逆走愛好者214名が集結。一般的な42kmの山岳コースを“ゴールからスタート地点へ向かう”という、常識に真っ向から挑む競技形式が最大の特徴だ。スタート直後からSVGの面々は軽やかにバック走を展開。58歳の“逆走エース”榊原ツルヨさんは「前進するときは足が出にくいが、後ろ向きに走れば人生も軽やかだ」と満面の笑顔で語った。

大会最大の波乱は、山腹のエネルギー補給所で発生。給水係の川津ガブリエルさん(23)が、「走者の動線が読めず、自分が補給された」と証言。一部の選手は用意された水ではなく、なぜかリュックから茸の天ぷらや手作り赤飯をコース上へばら撒き、山中のハイカーと野生動物が一時的にパーティを開催。『ゴール地点で帰りを待つ』はずのタイムキーパーは、飽きて自ら下山しカラスと親善試合を始め、大会はほぼ無観客状態に至った。

運営委員会の大木カナメ会長(61)は「本来のスポーツは結果でなく過程にこそ価値がある。全員同時優勝という答えが出た」と述べ、今後は“途中で見失った選手にも表彰盾を贈る制度”検討を約束。一方SNSでは参加した渡辺フランネルさん(小説家・47)が『走る意味を失い、逆に見つけた』と投稿し11万いいねを記録。瞬く間に逆走文化は各地へ波及し、“斜め歩きトレイル”など不可解な派生競技の開催が続出している。

現場にいた記者は、祖母軍団の1人が突然地面と会話を始めたこともメモしている。内容は「この石、元気?」「今日は逆向きに踏んでみるね!」など。登山道の石は一部、彼女らの通過後に逆さまになっていたとの証言もある。山岳スポーツ界では、今後“前進・後進・石進”の新三種競技を国体正式種目に加える動きまで現れている。

コメント

  1. 冷静に考えて誰もゴールしない大会で全員優勝って、それもはやスポーツじゃなくて哲学じゃん…笑

  2. グランドマザーたちが逆走して世界線を歪めたか…ついに2024年は“前進より後進”の時代が来るぞ諸君!!

  3. SVG全員優勝!?ヤバすぎww地面と会話してる段階でこの大会もう勝ってるやん。俺も次回は斜め歩きでエントリーします!

  4. 途中で赤飯撒いて野生動物がパーティ!? なんかわからんけど納得しちゃった。山の神様も笑ってそう。

  5. 給水係が自分を補給されるのは草。次はどんなバグルール生まれるのか期待しかない…CFNにしか作れん世界観!