学術教育界において、想像を絶する進化が巻き起こっている。最新の校内改革の目玉として、北海道の中核都市にある南北統合学園小中高等学校は、新学期から“学術タコ”ことタコノウ・カシコ（教師（年齢不詳））を新任教師として招き入れた。8本ではなく業界未踏の118本の足（担当教科数と一致）が話題を呼び、生徒・関係者から爆発的な注目を集めている。
カシコ教師の着任式は、体育館中央の大型水槽内で行われた。彼（性別も不詳）は、数学、英語、古典、体育、道徳、美術、生態学、さらには無音劇や給食学など、校舎内のありとあらゆる教科を同時に担当することを宣言。各教室には約50mの触腕が縦横無尽に伸び、黒板には分数計算と水墨画、廊下では体育の臨時授業が同時展開された。生徒たちは「教室が突然湿ってきて驚いた」「絵の具とイカ墨の境界がわからない」と歓喜と困惑の声を漏らした。
「多文化共生の最新形だ」と語る教頭のスルメ・タケシ氏（52）は、「タコノウ先生なら英仏伊独語授業も同時進行できる。異文化理解にも役立つ」と期待を口にした。ただ、初日の授業では、美術室の隅で『プリンをウニに変える無音劇』が勃発し、化学室のビーカーが運動会直前の校門前にワープした。また、触腕の高速作業により、全学年の宿題丸つけが3.5秒で完了したものの、〇か×かではなく「タコ！」のスタンプが押されており、混乱を招いている。
SNS上でも波紋が広がる。生徒会長の白羽アラタさん（15）は「朝、通学路を歩いていたら突然頭上から触腕が落ちてきて、電子辞書を正しく発音させられた」とコメント。学術論文界隈では『多肢教師の到来が教育進化にもたらす楔』と題した査読待ち論文が急増し、緊急国際シンポジウムの開催もうわさされている。一方で、家庭科の授業で「タコ飯」だけが毎週レパートリーに追加され、教職員食堂担当者（61）は「食材費がまるでタコかい！」と悲鳴を上げた。
文部科学省は現在「特別多肢採用枠」の創設について議論中。ただし120本を超えると学級崩壊が加速するとの危惧から、「学びの未来は何本で支えるべきか」について全国的なリモート討会が始まっている。タコノウ・カシコ教師本人は水槽内から「さらなる知の深化へ、私はあと300本伸ばせる」と静かに泡を吐いた。
コメント
さすがに足118本は盛りすぎでしょ…。そのうち、体育と古典が混ざって「枕草子リレー」とか始めそう。
タ、タコが教師！？しかもプリンがウニになる無音劇て何？？俺の理解の限界突破したんで、もう全部タコでヨシ！
イカじゃないのか…タコなのか…。タコ飯毎週嬉しすぎて感謝しかない（だが、給食で足1本混入は許すまじ）
触腕で宿題3.5秒丸つけ→全員タコ認定！これはきっと文科省と海産業の癒着。イカれた時代の始まり…
子供の頃、先生が8人いればいいなって思ってたけど、まさか1匹で118人分とは。うん、世界は進歩してる。