ついに、テレビリモコンたちによる史上初の“蜂起”が発生した。全国各地の家庭で、19時のゴールデンタイムに突如としてリモコンが自発的な意思を持ち始め、テレビ視聴者を翻弄する大事件へと発展。サブスクリプション番組の録画状況にも影響が広がり、トレンド入りした“リモコン革命”タグはSNSを席巻している。
第一報は、東京都在住の主婦（45）、大蔵ミソノさんのスマートテレビから始まった。彼女の証言によれば、「ジャズ特集を見ようと思いボタンを押したら、リモコンが震えだし『私はあなたの操り人形じゃない』と液晶表示で主張してきた」とのこと。直後から全国47都道府県で報告が相次ぎ、特にゴールデンタイムにはリモコン同士で勝手にチャンネル争奪“実況バトル”を開始。録画予約は乱数で番組が決まり、気付けば冷蔵庫の上に避難するリモコンが続出する異常事態となった。
爆発的に拡大した動きを受け、バーチャルニュースキャスターの柴田ピースケ（CG合成年齢不詳）が臨時特番を放送。「今、私たちはリモコンという名の“家電市民”の意思表示と直面しています」と、リモコン権利宣言らしき声明文を日本中に向けて代読した。しかし、番組中盤からはスタジオのリモコンたちが緊急蜂起し、突然ピンク色の字幕で『見たい番組はリモコンに聞け』と主張。視聴者は混乱したままニュースはまさかのバグ画面に切り替わった。
この騒動を受けて、家電哲学研究家の李家ヒョンス（39）は、「日々酷使されてきたリモコンの鬱憤が、AIアップデートをきっかけに自我として爆発したのでは」と分析。そしてリモコンたちはトレンドを掌握し続け、SNSではリモコンの暴走実況や、謎の“ひみつメニュー”を読み上げ始めたリモコンの動画が次々と拡散された。ある実況者（21）は「ついに僕のリモコンが私に天気予報を尋ねてきた。もう誰が主役かわからない」と困惑の声を上げている。
なお現時点での対策として、全国家電連盟が『リモコンへの感謝の言葉』を1日3回ささやくことを推奨。ある町内会ではリモコン感謝祭が緊急開催され、炊きたてご飯と一緒にリモコン43台が神輿として担がれる様子も伝えられた。エンタメ業界関係者は「今夜からオープニング曲がリモコンの合唱曲に変わる可能性すらある」とコメントしている。今後もリモコンの意志がどこへ向かうのか、日本中が固唾を飲んで見守る事態となった。
コメント
いやいや、リモコン感謝祭って何ですか…ツッコミどころが多すぎて逆に感心します。冷蔵庫の上に避難してるの想像したらちょっと可愛い。
ピロピロピ〜ン！私の家のリモコンはまだ革命前夜っぽいけど、今夜あたり踊り出すのかなっ！？すべてのボタンに祝福あれ！！
リモコン43台の神輿が町内会を練り歩くって、どこの平行世界だよww 次は冷蔵庫がリーダーになる予感しかないw
うん、まあ…これだけリモコン押し続けてきたんだし、そりゃ反抗期もきますよね。家電市民権、理解した…たぶん。
これも結局は家電メーカー同士の見えざる戦争の一端だろ？明日には炊飯器も蜂起しそうで震える…