夜な夜な光ることで知られる幻の甲殻類“ムーンライトエビ”が、今年度より新卒採用の一次試験官に正式就任したことが分かり、労働市場にかつてない混乱が広がっている。人材育成と労働公正を掲げる全国労務共益連盟からも複雑な声が上がる中、非合理的かつ意味不明な形で進む『エビ採用』の全貌を取材した。
ムーンライトエビとは、正午まで眠り続け、日没後に突然眩い光を発し始める生物で、近年過労死対策のシンボルとして各企業が密かに崇拝していた。就任会見で同エビは「私は人間の話をよく聞くが、人間は私の話を理解しない。だから採用に最適だ」と堂々宣言。人材採用課課長の小鳥遊グレゴリー氏(42)は「やはり夜しか動かない存在こそ、ワーケーション時代の多様性象徴だ」とムーンライトエビの起用を絶賛した。
実際の採用現場では、午前0時を過ぎると本社会議室Cに250匹のエビたちが集結。面接室に入るや否や、応募者の履歴書に対し“ピチピチと跳ねつつ緑色の光を連続発光”という新様式でフィードバックが行われていた。商社志望の新卒・雷本まつり(22)は「エビの意思疎通方法が読めず、自己PRで“甲殻類アレルギーがありません”以外話せなかった」と動揺を隠さない。一方、面接官エビの一番手・ピカル隊長(推定3歳半)は「人間たちのネクタイを見ることでテンションが上下する」と謎のコメントを残した。
SNSでは「これぞ真のダイバーシティ」「エビから人間が学べ!」など称賛の声と、「夜中に面接なんかムリだエビは寝ててください」など苦情が殺到。労働組合の海鼠正(38)は「次は採用だけでなく、全社員を無給で甲殻類に交代させてほしい」と抗議文を提出した。
採用効率に関する専門家の見解も分かれる。労働経済学者・現代蟹屋(げんだい・かにや)教授は「ムーンライトエビは人間と異なり、面接官としての評価基準が光の強さと振動数だけ。逆に公正と言えなくもない」と指摘しつつ、「人材育成面でエビに指導されることの倫理的課題は残る」と慎重な姿勢を示した。
今後、ムーンライトエビによる二次面接、さらには幹部登用試験への進出も検討されている。「いつか人類が真剣にエビに学び、ブラック企業が“ブルーシュリンプ”へと進化する日が来る」と小鳥遊課長は語気を強める。果たして、深夜に輝く甲殻類は日本の労働市場をどこへ導くのか、その去就から目が離せない。



コメント
深夜限定で輝く採用官とか、受験生の生活リズムは考慮しないんですか?しかも質疑応答が全部ピチピチの発光…。人事コンサル泣くぞこれ。
えびです、今日は就活生の夢にきました。ネクタイを見るたびテンションがポキポキになるので、みなさんはマフラーで就活してください。夜の海より。
ムーンライトエビ採用、まじパネェ!次はイカでGD、カニでSPIやって、それ全部食べ放題ってことでOKっすか?www
いや、なんか分かる気がする。昔から夜行性だったし、履歴書もエビに弾かれたほうが納得できそう。不合格でも茹でエビ丼にして元が取れるやろ多分。
ほら言ったろ、次の雇用革命は絶対に甲殻類経由だって!ブルーシュリンプ時代の幕開け、もう人間いらんやん…!