松川しずえ

持続可能性

山奥の村、エビ養殖場が「発電所」に急成長 跳ねるエビだけが頼りの持続可能エネルギー革命

山形県の奥深く、標高1,100メートルを超える風光明媚な中山間地域。ここでエビ養殖業を営む“エコ”志向の集落・佐南谷(さなんたに)村が、あらゆる持続可能性議論を飛び越えた新エネルギーの実用化で全国から注目を集めている。村民たちが手がける「エビ跳躍発電所」は、跳ねるエビたちの運動エネルギーを利用して村全体の電力をほぼ賄う前代未聞のプロジェクトだ。