睡眠と発酵食品、一見つながりのなさそうなこの二つの要素が、近日国内外で注目を集めている新型枕「発酵睡眠納豆枕」によって大胆に融合した。考案者は発明家の四方田パリスケ（57）。「体温で発酵させて眠気も納豆も極めた」と豪語する彼の枕を巡り、健康志向の消費者や納豆愛好家の間で激論が巻き起こっている。
四方田氏が開発した「発酵睡眠納豆枕」は、本体内部に国産無農薬大豆と秘伝の納豆菌を密封。寝る人が枕に頭を乗せると、頭部の平均表面温度36.5度をトリガーに、微生物がにわかに活性化し、就寝中に納豆化が始まる仕組みだ。7時間睡眠後には、頭の形状を見事に模した『寝起き納豆』が枕カバーの内側で完成。「体温で発酵した納豆は睡眠ホルモンとも相乗し、眠りの質が向上する」と、開発元の説明書には書かれている。
これまで体温と発酵食品の関係はミステリアスとされていたが、この枕の登場により、一部専門家たちは「頭皮からの微弱な脳波が納豆菌の糸引きを導く新しい健康カオスバランス」と指摘する。一方、納豆業界では、「顔型付き納豆は市場ニーズ不明」と困惑する声も。SNSでは『枕が朝ごはん』『夢と納豆に同化』など、報告例が続出しているが、『納豆臭が織りなす金縛り体験』など変則的な副作用も多く報告されているのが現状だ。
寝具店バジリコ・ラボの店長、百合本タマエ（48）は「毎朝家族全員分の納豆を、頭で発酵させる習慣が生まれた。夜な夜な寝相ダンス大会も起きており、家庭内の朝食争奪戦が加熱している」と語る。既に輸出用サンプルが北欧やジャングル諸国にも発送されており、「極寒地域では温度が足りず水分を求めて目覚める。逆に砂漠地方では納豆が乾燥し寝返りがペースト状に拡大する」といった不思議な海外レビューレポートも公式サイトを賑わせている。
医療睡眠コンサルタント協会の黛仁多（まゆずみ・じんた、62）は「納豆まみれで目覚めると脳が目新しいと錯覚し、自律神経が一時的にラップバトル状態になる可能性がある。ただし、己の顔型が納豆として再現される朝のシュールさは、現代社会に失われた自己対話を誘発する」と前向きなコメントを発表。今後、納豆以外の発酵枕（ぬか漬け、ブルーチーズ等）の開発も視野にあり、熟睡と発酵の相乗革命の行方に業界が震撼している。
コメント
納豆愛がついに枕と融合…眠りながら朝食を仕込むって、どこで間違えたんだ人類。寝起きの自分の顔型納豆はちょっとホラーでは？
ワイ、毎朝頭皮フレーバー納豆で優勝www 寝返りでペースト状…新感覚！次は寝袋味噌汁キボンヌ！！
……つまり、頭の中の糸はすべて納豆菌が引いていた…？納得！この前も夢でネバネバと交信したし。
冷静に考えて、顔型納豆できたら逆に食べにくい気がするんよな。あと朝イチの家族バトル想像すると地味に微笑ましい。
我が家では既に3日目、頭で作った納豆を犬が奪っていくので人類負け確です。四方田パリスケ、君はどこへ向かってるんだ。