脳を鍛えれば鍛えるほどラーメンがうまくなる——そんな前代未聞の“味覚脳トレ”施設が京都に誕生し、脳科学界隈ばかりかラーメン好きの間にも衝撃が走っている。「脳波で味をカスタマイズ」という謎システムが、日本人の意識の限界を猛烈に突破する形で注目を集めている。
施設名は『脳麺ジム溝口ラボ』。巨大な即席ラーメン丼(直径3メートル)を模した建物の内部には、100台の特注脳波計がズラリと並び、正体不明の電子音を響かせている。参加者は専用の電極付きラーメン帽子を装着し、「うまみ!」「カラシ!」と意識で念じるだけで、眼前のラーメンの風味が変化するというのだ。開発者の溝口アオバ主任科学者は「本来、味覚は脳が決めている。だったら意識ひとつで何でもラーメンの味になるはず」と語り、周囲を困惑と熱狂に包む。
計測された脳波データは“味覚筋肉”という独自指標に変換される。筋肉がバキバキに発達した脳を持つ人ほど、『魚介しょうゆ増し』『バナナ明太クリーム』『消しゴム風味ガーリック』など不可解なバリエーションを自在に召喚可能だ。3時間で16杯の味を出し切った建設作業員(48)は「頭が筋肉痛で、味覚が3周ぐらいした。最後はレモン風味の記憶しかない」と疲れ切った様子で語った。
SNS上では“脳トレラーメン部”が爆誕。「意識集中で味玉だけを消滅させた」「脳波暴走で丼ごと浮いた」など奇々怪々な成果報告が溢れる一方、「三半規管味ラーメン爆誕で酔った」「無意識で水分全部吸った」など副作用も多数報告されている。東京の高校生・野々宮ソウタは「毎朝、脳波でカップ麺作り直してから登校してる。社会復帰は厳しい」と投稿し、1万リツイートを記録した。
一方、“脳トレの闇”について警鐘を鳴らす専門家も現れている。脳科学評論家の百目鬼(どうめき)ラキ(57)は「人の意思で味が変わるのは哲学的問題を生じさせうる」と指摘。「脳波で味変に慣れた世代は、リアルなうまみと人生の区別が困難化する懸念がある。やるなら無味無臭のうちに」と話す。しかしラーメンジム側は「むしろ虚無味ラーメンの需要こそ今後拡大する」と胸を張る。
脳波で世界を塩味に変える未来が迫る中、“意識筋肉”ブームはどこまで拡大するのか。ナンセンスな熱気とともに、各方面からの追跡調査が待たれる。
コメント
いや普通に物理的に味付けした方が早くない?鍛えた脳筋で明太クリームバナナとか召喚したくないんだがw
マコトノ…脳麺ジム……我が意識が宇宙ラーメンへと到達せしとき、三半規管が踊り狂う……カラシ念動力で未来を掴めッ!
よっしゃ、次は脳筋でラーメンどんぶりごと消滅チャレンジしてみようぜ!脳をバッキバキにして味覚野球拳の時代きた!!
正直、虚無味ラーメンの拡大には納得。現代社会、味よりも“空虚”にニーズがあるのかもしれないですね…。
これは政府の陰謀だな。脳波操作で国民全員消しゴム風味ガーリックに統一する気だろ?私は騙されないぞ!